運用コマンドレファレンス Vol.3
装置内メモリ上のIPv6 DHCPサーバDUIDファイルを設定します。
[入力形式]
set ipv6-dhcp server duid <DUID>
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <DUID>
- 装置に設定するサーバDUIDを指定します。
[実行例]
図12-9 IPv6 DHCPサーバDUIDファイル設定コマンド実行結果画面
> set ipv6-dhcp server duid 00:01:00:01:ff:00:10:00:11:22:33:44:55:01 >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表12-11 set ipv6-dhcp server duidコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Access failure to active and standby DUID file. 運用系と待機系DUIDファイルへのアクセスが失敗しました。 Access failure to the active DUID file. 運用系DUIDファイルへのアクセスが失敗しました。 Access failure to the standby DUID file. 待機系DUIDファイルへのアクセスが失敗しました。 Can't execute this command in standby system. 本コマンドは待機系システムでは実行できません。 Invalid DUID. DUIDの値が無効です。DUIDを確認してから再実行してください。
[注意事項]
- DUIDは原則的に装置が自動で生成します。ほかのIPv6 DHCPサーバをリプレースする際に,サーバDUIDを変えないで引き継ぎたいなど,任意のDUIDを使う必要がある場合以外は本コマンドを使用しないでください。
- 本コマンドで設定したDUIDは以下のタイミングで適用されます。DUIDの変更はIPv6 DHCPサーバの変更と等しいため,明示的にIPv6 DHCPサーバの再起動を行うことを推奨します。
- IPv6 DHCPサーバコンフィグレーションの変更
- restart ipv6-dhcp serverコマンドによるIPv6 DHCPサーバの再起動
- 装置の再起動
- 本コマンドでDUIDを設定する場合は,設定するDUIDが将来にわたってネットワーク上で一意の値となるように注意してください。
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