メッセージ・ログレファレンス

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3.5.1 イベント発生部位=PORT

イベント発生部位=PORTの装置関連の障害およびイベント情報を次の表に示します。

表3-14 イベント発生部位=PORTの装置関連の障害およびイベント情報

項番 イベント
レベル
イベント
発生部位
メッセージ
識別子
付加情報
上位4桁
メッセージテキスト
内容
1 E3 PORT 25011000 1350
1353
Port enabled administratively.
コンフィグレーションコマンドでno shutdown,no schedule-power-control shutdownを設定したことによって,ポートはdisableを解除しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
2 E3 PORT 25011006 1350
1353
Port activated administratively.
activateコマンドによって,ポートはinactive状態を解除しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
3 E3 PORT 25011100 1350
1353
Port disabled administratively.
コンフィグレーションコマンドshutdown,schedule-power-control shutdownによって,ポートはdisableされました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
4 E3 PORT 25011106 1350
1353
Port inactivated administratively.
inactivateコマンドによって,ポートはinactive状態にされました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
5 E3 PORT 25011301 1350 Port does not support 10BASE-T half.
10BASE-Tの半二重をサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
該当ポートに対するコンフィグレーションのduplexをhalf以外に変更してください。詳細は「コンフィグレーションガイド Vol.1 16.4.1 機能一覧」の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T接続仕様を参照してください。
6 E3 PORT 25011302 1350 Port does not support 100BASE-TX half.
100BASE-TXの半二重をサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
該当ポートに対するコンフィグレーションのduplexをhalf以外に変更してください。詳細は「コンフィグレーションガイド Vol.1 16.4.1 機能一覧」の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T接続仕様を参照してください。
7 E3 PORT 25230002 1350 Port half duplex does not support traffic-shape rate feature.
半二重回線では,ポート帯域制御を使用できません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. ポート帯域制御を使用する場合,全二重回線に変更してください。
  2. 半二重回線で使用する場合,コンフィグレーションコマンドでno traffic-shape rateを設定してポート帯域制御を削除してください。
8 E3 PORT 25230008 1350 Port does not support traffic-shape rate feature.
ポート帯域制御をサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
ポート帯域制御の動作条件については,コンフィグレーションコマンドtraffic-shape rateの[注意事項]で確認してください。確認後,以下のどちらかを実施してください。
  1. ポート帯域制御を使用する場合,ポート帯域制御をサポートしているボードに交換する。
  2. ポート帯域制御を使用しない場合,コンフィグレーションコマンドでno traffic-shape rateを設定してポート帯域制御を削除する。
9 E3 PORT 25230009 1350 Port does not support <scheduling mode> scheduling mode.
スケジューリングモード"<scheduling mode>"をサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
<scheduling mode> コンフィグレーションコマンドqos-queue-groupおよびqos-queue-listで指定したスケジューリングモード
[対応]
スケジューリングモードの動作条件については,qos-queue-listコマンドの[注意事項]で確認してください。確認後,以下のどちらかを実施してください。
  1. 本メッセージのスケジューリングモード"<scheduling mode>"で使用する場合,そのスケジューリングモードをサポートしているボードに交換する。
  2. 本メッセージのスケジューリングモード"<scheduling mode>"で使用しない場合,qos-queue-groupコマンドおよびqos-queue-listコマンドで,動作可能なスケジューリングモードに変更する。
10 E3 PORT 2523000a 1350 Port does not support <number of queue> queue.
キュー数"<number of queue>"をサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
<number of queue> コンフィグレーションコマンドqos-queue-groupおよびqos-queue-listで指定したキュー数
[対応]
キュー数の動作条件については,qos-queue-listコマンドの[注意事項]で確認してください。確認後,以下のどちらかを実施してください。
  1. 本メッセージのキュー数"<number of queue>"で使用する場合,そのキュー数をサポートしているボードに交換する。
  2. 本メッセージのキュー数"<number of queue>"で使用しない場合,qos-queue-groupコマンドまたはqos-queue-listコマンドでnumber_of_queueパラメータを変更する。
11 E3 PORT 2523000b 1350 Unable to use traffic-shape rate feature because value exceeding setting range was specified.
設定範囲外の値が指定されたため,ポート帯域制御を使用できません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
traffic-shape rateの帯域を設定範囲内の帯域に変更してください。設定範囲については,コンフィグレーションコマンドtraffic-shape rateのrateパラメータの説明を参照してください。
12 E3 PORT 2523000e 1350 Port does not support legacy shaper.
このNIFはレガシーシェーパ機能をサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
該当NIFに対するコンフィグレーションからレガシーシェーパ情報を削除してください。
13 E3 PORT 2523000f 1350 The specified shaper port-rate exceeded the interface bandwidth.
本ポートに指定した階層化シェーパ機能のポート帯域制御,またはユーザ帯域制御の最大帯域制御で,回線速度を超えた帯域を設定したため,帯域制御を使用できません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
ポート帯域制御設定値またはユーザ帯域制御の最大帯域制御設定値を,回線帯域値以下となるよう適切な値に変更してください。
14 E3 PORT 25230010 1350 The specified sum of shaper min-rate exceeded the interface bandwidth.
本ポートに指定した階層化シェーパで,最低帯域の総和が回線速度を超えた帯域であるため,最低帯域制御を使用できません。
なお,llrlq1,llrlq2ユーザでは最大帯域が該当します。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
最低帯域の設定帯域の総和が回線帯域値以下となるよう各ユーザの最低帯域とllrlq1,llrlq2ユーザの最大帯域を見直して,適切な値に変更してください。
15 E3 PORT 25230011 1350 Cannot configure all the shaper users, because there is an inconsistency in the number of shaper users or shaper nif parameters.
本ポートに指定した階層化シェーパのユーザのうち,いくつかのユーザは設定できませんでした。
ユーザが設定できなかった要因を次に示します。
  • 指定先ポートでの指定可能なユーザ数を超えています。
  • 指定先シェーパモードで必要なパラメータが設定されていません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
以下の手順を実施してください。
  1. コンフィグレーションのshaper情報で指定したユーザ数を確認し,指定ユーザ数が収容条件を超えていないかを確認してください。超えている場合は収容条件以内となるようユーザ数を見直してください。収容条件以内の場合は次の手順を実施してください。
  2. show shaperコマンドを実行し,本ポートに適用した全ユーザのうち,反映されていないユーザを確認してください。なお,show shaperコマンドで表示されないユーザは本ポートに反映されていません。
  3. 反映されていないユーザのuser-list情報で,指定先ポートのシェーパモードに対してユーザを適用する場合に必要なパラメータがすべて設定されているかを確認してください。シェーパモードごとに必要なパラメータについては,「コンフィグレーションガイド Vol.2 6.4 階層化シェーパの解説」を参照してください。
16 E3 PORT 25230012 1350 Some of the shaper user parameters reduced to their maximum values, because they exceeded the upper limit.
本ポートに指定したいくつかの階層化シェーパユーザのパラメータ値を上限値に変更しました。
変更した要因は,適用したポートに指定できる値の範囲を超えていたためです。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
本ポートに適用したユーザに指定した以下のパラメータ値が,指定先ポートのシェーパモードでの上限値を超えていないか見直してください。上限値については,次のコンフィグレーションコマンドを参照してください。
  • shaper port buffer
  • shaper user-list weightパラメータ
17 E3 PORT 25230013 1350 Some of the shaper parameters reset to the default values,
because they are not supported in the shaper mode of the target nif.
本ポートに指定したいくつかの階層化シェーパのパラメータ値を初期値に変更しました。
変更した要因は,本ポートでは設定できないためです。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
本ポートに適用したユーザに指定した以下のパラメータが,指定先ポートに指定されているシェーパモードで指定可能な値となっているか見直してください。シェーパモードごとに指定できる値については,コンフィグレーションコマンド shaper user-list スケジューリングモードを参照してください。
18 E3 PORT 25230014 1350 Cannot specify the shaper parameters, because they are inconsistent with the shaper mode of the target nif.
本ポートに設定した階層化シェーパのパラメータのうち,設定条件と不一致のものは無効としました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
以下のパラメータは指定先NIF種別や指定先NIFに設定されているシェーパモードごとに,設定条件があります。詳細は「コンフィグレーションガイド Vol.2 6.10 NIF種別と送信制御機能との対応」を参照してください。
  • shaper wgq-group rate-limit
  • shaper user-list peak-rate
  • shaper user-list llpq-peak-rate
  • shaper user-list min-rate
  • shaper user-list weight
  • shaper user
19 E3 PORT 25230015 1350 The nif does not support the specified shaper mode.
このNIFは指定したシェーパモードをサポートしていません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
該当NIFに指定したシェーパモードを見直してください。
20 E3 PORT 25230016 1350 The min-rate of all shaper users is not guaranteed because the specified llpq-peak-rate exceeded the min-rate.
本ポートに設定した階層化シェーパのユーザリストのLLPQ帯域制御が最低帯域を超えたため,本ポートに設定した階層化シェーパのユーザおよびデフォルトユーザの最低帯域が保証されません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
各ユーザの最低帯域を保証する場合は,LLPQ帯域制御値を最低帯域値以下に設定してください。
21 E3 PORT 25230017 1350 Unable to use traffic-shape rate feature because its setting unit was an unjust value.
設定単位が不当であったため,ポート帯域制御を使用できません。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
traffic-shape rateの単位を指定可能な設定単位に変更してください。指定可能な設定単位については,コンフィグレーションコマンドtraffic-shape rateのrateパラメータの説明を参照してください。
22 E4 PORT 25011001 1350
1353
Port up.
ポートがupしました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
23 E4 PORT 25011002 1350 Transceiver connected.
トランシーバの挿入を検出しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
24 E4 PORT 25011101 1350
1353
Error detected on the port.
ポートで障害を検出しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tの場合
  1. 指定のケーブルを正しく接続しているか確認してください。
  2. 相手装置の立ち上げが完了しているか確認してください。
  3. test interfacesコマンドを実行し,装置,ケーブルに問題が無いことを確認してください。
1000BASE-X/10GBASE-Rの場合
  1. 指定のケーブルを正しく接続しているか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れをふき取ってください。
  2. 光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合,減衰値を確認してください。
  3. 相手装置の立ち上げが完了しているか確認してください。
  4. test interfacesコマンドを実行し,装置,ケーブルに問題が無いことを確認してください。
25 E4 PORT 25011102 1350 Transceiver notconnected.
トランシーバの抜去を検出しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
トランシーバを正しく挿入してください。
26 E4 PORT 25011103 1350 Auto negotiation failed.
オートネゴシエーションが失敗しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. オートネゴシエーションの設定を確認してください。
  2. test interfacesコマンドを実行し,装置に問題がないことを確認してください。
  3. 装置またはケーブルが正常な場合,接続先の機器を確認してください。
27 E4 PORT 25011104 1350 Many failures occurred in receiving frames to the targeted port due to the port troubles. Execute the Line tests to check the port condition.
ノイズなどによるエラーのため,該当ポートでのフレーム受信失敗が多発しています。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. test interfacesコマンドを実行し,ケーブルに問題がないことを確認してください。
  2. 装置またはケーブルが正常な場合,接続先の機器を確認してください。
28 E4 PORT 25011105 1350 Many failures occurred in sending frames to the targeted port due to the port troubles. Execute the Line tests to check the port condition.
ノイズなどによるエラーのため,該当ポートでのフレーム送信失敗が多発しています。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. test interfacesコマンドを実行し,装置またはケーブルに障害がないことを確認してください。
  2. 装置またはケーブルが正常な場合,接続先の機器を確認してください。
29 E4 PORT 25011200 1350 Transceiver stopped because its hardware failure.
トランシーバでトランシーバ障害を検出しました。トランシーバを停止します。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
トランシーバを交換してください。
30 E4 PORT 25011500 1350 Transceiver not supported.
未サポートのトランシーバを検出しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
サポートしているトランシーバを挿入してください。
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T用SFPを使用している場合は,「コンフィグレーションガイド Vol.1 16.4.3 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T用SFP」を参照して,サポートしているNIFか確認してください。
31 E4 PORT 25100012 1350 NIF <nif no.> Port <port no.>:inactivated because of uni-directional link detection.
片方向リンク障害を検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
<port no.> ポート番号
[対応]
  1. 接続先でIEEE802.3ah/OAM機能が有効であることを確認してください。
  2. test interfacesコマンドを実行し,装置またはケーブルに障害がないことを確認してください。
  3. 装置またはケーブルが正常な場合,接続先の機器を確認してください。
その後,activateコマンドでポートをactive状態にしてください。
32 E4 PORT 25100013 1350 NIF <nif no.> Port <port no.>:inactivated because of loop detection.
ループを検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
<port no.> ポート番号
[対応]
ネットワーク構成を確認してください。
33 E4 PORT 25100027 1350 NIF <nif no.> Port <port no.>:inactivated because of storm detection.
ストームを検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
<port no.> ポート番号
[対応]
ストームから回復した後,activateコマンドでポートをactive状態にしてください。
34 E4 PORT 25100028 1350 NIF <nif no.> Port <port no.>:storm detected.
ストームを検出しました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
<port no.> ポート番号
[対応]
なし。
35 E4 PORT 25100029 1350 NIF <nif no.> Port <port no.>:storm recovered.
ストームが回復しました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
<port no.> ポート番号
[対応]
なし。

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