メッセージ・ログレファレンス

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3.1.1 イベント発生部位=CONFIG

イベント発生部位=CONFIGの装置関連の障害およびイベント情報を次の表に示します。

表3-1 イベント発生部位=CONFIGの装置関連の障害およびイベント情報

項番 イベント
レベル
イベント
発生部位
メッセージ
識別子
付加情報
上位4桁
メッセージテキスト
内容
1 E3 CONFIG 00010005 0100 There is mismatch between active and standby configuration.
運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションが異なっています。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. コンフィグレーションの編集中の場合は,問題ありません。
  2. 上記以外の場合,コンフィグレーションコマンドsaveを実行し,運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションを一致させてください(待機系システムのコンフィグレーションが運用系システムのコンフィグレーションと同じになります)。
    ただし,運用系システムと待機系システムのソフトウェアバージョンが不一致の場合,コンフィグレーションコマンドsaveを実行できないことがあります。その場合は,ソフトウェアバージョンを一致させた後に,コンフィグレーションコマンドsaveを実行してください。
2 E3 CONFIG 00010006 0100 Active and standby configuration is identical.
運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションが一致しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
3 E3 CONFIG 09200001 0100 Active and standby configuration failed in synchronization.
冗長化運用開始時に,運用系システムと待機系システムの間でランニングコンフィグレーションファイルの同期に失敗しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
コンフィグレーションコマンドsaveを実行し,運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションを一致させてください。
4 E3 CONFIG 09200002 0100 Active and standby configuration successfully synchronized.
冗長化運用開始時に,運用系システムと待機系システムの間でランニングコンフィグレーションファイルの同期に成功しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。
5 E3 CONFIG 09300001 0100 This system started with the default configuration file. because the startup configuration file is not found or broken.
次のどちらかの理由によって,デフォルト設定情報で運用を開始しました。
  • スタートアップコンフィグレーションファイルがない,または読み込めない
  • BCU/CSU/MSUの障害が発生して自動復旧した回数が,一定時間内に6回に達した
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. コンフィグレーションファイルを待避している場合はcopyコマンドを使用し,保存しているコンフィグレーションファイルをスタートアップコンフィグレーションファイルに反映してください。
  2. コンフィグレーションファイルを待避していない場合は,新しくコンフィグレーションファイルを作成してください。
  3. show loggingコマンドでログを確認し,BCU/CSU/MSUの障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置をしてください。
6 E3 CONFIG 09300002 0100 Configuration command syntax error. line <line number> : "<error syntax>"
スタートアップコンフィグレーションファイルで構文誤りを検出したのでランニングコンフィグレーションへの反映をスキップしました。
[メッセージテキストの表示説明]
<line number> 対象のコンフィグレーションコマンドの行番号
<error syntax> 対象のコンフィグレーションコマンドの構文
[対応]
ソフトウェアのアップデートで古いソフトウェアバージョンへ戻した場合に本ログを出力したときは,変更後のソフトウェアバージョンでは未サポートのコンフィグレーションコマンドとなります。冗長構成で運用している場合,運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションに差分が発生しています。本状態で系切替が発生した場合,系切替後の新運用系は再起動します。系切替時に装置が再起動しないようにするには,ソフトウェアバージョンをいったん戻したあと,本ログの該当するコンフィグレーションコマンドを削除してから再度ソフトウェアのアップデートをしてください。
7 E3 CONFIG 09300003 0100 Cannot change the interface configuration commands of NIF<nif no.>.
ボード交換によって実装と不一致になったNIFのinterfaceコンフィグレーションの変更ができませんでした。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
[対応]
再度NIFボードを抜き差ししてください。
8 E3 CONFIG 09300005 0100 The interface configuration commands of NIF <nif no.> changed, because NIF <nif no.> board connected.
NIFボードが接続されたので,NIFのinterfaceコンフィグレーションを変更しました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
[対応]
なし。
9 E3 CONFIG 09300006 0100 The interface configuration commands of NIF<nif no.> deleted, because NIF<nif no.> slot not exist.
本装置に存在しないNIFスロットのinterfaceコンフィグレーションを削除しました。
[メッセージテキストの表示説明]
<nif no.> NIF番号
[対応]
なし。
10 E3 CONFIG 09300007 0100 Configuration edit status forcedly finished.
コンフィグレーションの状態を編集可能状態から編集終了状態に強制的に変更しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
コンフィグレーションコマンドモードにいる全ユーザを,コンフィグレーションモードからexitしたあと,再度編集を開始してください。
11 E3 CONFIG 09300008 0100 Cannot set the automatic setting configuration command. : <command>
コンフィグレーションコマンドの自動設定に失敗しました。
[メッセージテキストの表示説明]
<command> コマンド名
[対応]
該当コマンドを手動で設定してください。
12 E3 CONFIG 09600006 0100 Configuration access management error. process<process name>:pid<process id>:time <time>
コンフィグレーションに長時間アクセスしているプロセスがいたため,ロックを解放し自動的に復旧しました。
[メッセージテキストの表示説明]
<process name> 発生プロセス名
<process id> 発生プロセスID
<time> 発生時刻(曜日 月 日 時:分:秒 年)
[対応]
なし。
13 E5 CONFIG 00010007 0100 There is mismatch between active and standby configuration.
運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションが異なっています。
この状態では,redundancy force-switchoverコマンドによる系切替は実行できません。
この状態で致命的障害発生,リセットボタン押下,ACHスイッチ押下またはreload activeコマンド実行などによって系切替が発生した場合,系切替後の新運用系システムは再起動します。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
  1. コンフィグレーションの編集中に本メッセージが出力される場合があります。その場合,編集完了後にshow loggingコマンドを実行し,「Active and standby configuration is identical.」メッセージが出力されているかどうかを確認してください。出力されている場合は,自動回復しているため対応不要です。
  2. 上記以外の場合,コンフィグレーションコマンドsaveを実行し,運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションを一致させてください(待機系システムのコンフィグレーションが運用系システムのコンフィグレーションと同じになります)。
  3. ただし,運用系システムと待機系システムのソフトウェアバージョンが不一致の場合,コンフィグレーションコマンドsaveを実行できないことがあります。その場合は,ソフトウェアバージョンを一致させた後に,コンフィグレーションコマンドsaveを実行してください。
14 R5 CONFIG 00010007 0100 Active and standby configuration is identical.
運用系システムと待機系システムのコンフィグレーションが一致しました。
[メッセージテキストの表示説明]
なし。
[対応]
なし。

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