メッセージ・ログレファレンス
本装置が取得するログは運用ログと種別ログの2種類があります。運用ログは入力したコマンド,コマンド応答メッセージおよび運用メッセージとして運用端末に出力する情報で選択した操作情報および操作によるイベント情報をログとして時系列に取得します。種別ログは運用メッセージのうち装置関連の障害およびイベント情報の統計情報をログとして取得します。
運用ログと種別ログの特徴を次の表に示します。
項目 運用ログ 種別ログ ログの内容
- 発生したイベントを時系列に取得します。※1※2
- 同一のイベントにつき,最も古い発生時刻と最新の発生時刻,累積回数の統計情報を記録します。
取得の対象とする保守情報
- 入力したコマンド
- コマンド応答メッセージ
- ルーティングプロトコルのイベント情報
- 装置関連の障害およびイベント情報
- アクセスリストログ
- 装置関連の障害およびイベント情報
ログの取得数
- ログの取得数は10000エントリです。このうち,先頭から5000エントリはすべてのログを時系列に保存します。
- 残り5000エントリは上記5000エントリから溢れた古いログのうち,ログ種別が'KEY','RSP','ERR','EVT'のログだけ時系列に保存します。
- 1エントリは80文字となります。取得したログが100文字の場合は2エントリ分となります。
- ログ取得数は500エントリです。
- ログ取得数を超えた場合は,新たに取得されたログよりもイベントレベルの低いログを削除し,新しいログを取得します。
ログの取得数オーバ処理
- ログ取得数が5000エントリを超えた場合は,溢れた古いログの種類により削除処理が異なります。
- 溢れた古いログのうち,ログ種別が'KEY','RSP','ERR','EVT'以外のログは削除されます。
- 溢れた古いログのうち,ログ種別が'KEY','RSP','ERR','EVT'のログは,5001〜10000エントリに保存されます。10000エントリを超えた場合は,古いログを削除します。
- ログ取得数が500エントリを超えた場合は,新たに取得されたログよりもイベントレベルの低いログを削除して新しいログを取得します。
注※1 装置のリブート要因ログは,装置の起動ログのあとに収集されますが,時刻は装置の起動ログより前になります。
注※2 装置関連の障害およびイベント情報のログが同時に発生した場合には,同一時刻で表示されるイベントがイベント発生順に表示されないことや,装置関連の障害およびイベント情報のログとそれ以外のログで時系列が逆転して表示されることがあります。
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