コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数を指定し,メモリ効率を調整します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- ipv6 pim max-interface <number>
- 情報の削除
- no ipv6 pim max-interface
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <number>
- 本コマンドで指定した数のインタフェースにIPv6のPIMまたはMLDを動作させることができます。ただし,プロトコルで1インタフェース予約するため,設定できる数は指定値-1となります。
- 本コマンドの値を変更した場合,IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的にリスタートします。
表29-4 IPv6 PIM/MLD定義可能最大インタフェース数
項番 max-interface値 定義可能最大インタフェース数 IPv6 PIM IPv6 MLD 1 32 31 31 2 64 63 63 3 128 127 127 4 256 255 255
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
AX6700Sの場合
装置当たり,IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数の設定範囲は32,64,128,256です。ただし,IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェース数は実装したBSUの収容条件内で使用してください。
AX6600Sの場合
装置当たり,IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数の設定範囲はCSU種別によって異なります。
CSU種別でのIPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数の設定範囲を次の表に示します。
表29-5 CSU種別でのIPv6 PIM/MLD動作可能インタフェースの最大数の設定範囲
AX6300Sの場合
CSU種別 値の設定範囲 CSU-1A 32,64,128 CSU-1B 32,64,128,256
装置当たり,IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数の設定範囲はMSU種別によって異なります。
MSU種別でのIPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数の設定範囲を次の表に示します。
表29-6 MSU種別でのIPv6 PIM/MLD動作可能インタフェースの最大数の設定範囲
MSU種別 値の設定範囲 MSU-1A,MSU-1A1 32,64,128 MSU-1B,MSU-1B1 32,64,128,256
[コマンド省略時の動作]
- AX6700Sの場合
- IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数は256です。ただし,IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェース数は実装したBSUの収容条件内で使用してください。
- AX6600Sの場合
- IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数は,CSU種別がCSU-1Aの場合は128,CSU-1Bの場合は256となります。
- AX6300Sの場合
- IPv6のPIMまたはMLDを動作させるインタフェースの最大数は,MSU種別がMSU-1A,MSU-1A1の場合は128,MSU-1B,MSU-1B1の場合は256となります。
[通信への影響]
本コマンドの値を変更した場合,IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動します。そのため一時的にIPv6マルチキャストルーティングが停止します。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ipv6 mld router
ipv6 pim
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