コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3

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bgp graceful-restart mode【OP-BGP】

グレースフル・リスタート機能を使用すること,およびグレースフル・リスタート機能の動作モードを指定します。本コマンドの指定がある場合にピアに対してグレースフル・リスタート機能のネゴシエーションを行います。

本コマンドはBGP4(VRFを含む)とBGP4+(VRFを含む)で共通です。

[入力形式]

情報の設定・変更
bgp graceful-restart mode {restart | receive | both}

情報の削除
no bgp graceful-restart mode

bgp graceful-restart restart-timeコマンドおよびbgp graceful-restart stalepath-timeコマンドは本コマンドを設定後,設定してください。またbgp graceful-restart restart-timeコマンドまたはbgp graceful-restart stalepath-timeコマンドが設定されている場合,本コマンドだけを削除できません。
no bgp graceful-restart指定時,本コマンドも削除します。

[入力モード]

(config-router)

[パラメータ]

{restart | receive | both}

restart
リスタートルータ機能を有効にし,レシーブルータ機能を無効にします。

receive
レシーブルータ機能を有効にし,リスタートルータ機能を無効にします。

both
リスタートルータ機能,レシーブルータ機能ともに有効にします。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    restart,receive,bothのどれかを指定します。

[コマンド省略時の動作]

ピアに対し,グレースフル・リスタート機能のネゴシエーションを行いません。

[通信への影響]

次のどれかの場合,当該ピアとのBGPセッションをいったん切断するため,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。

[設定値の反映契機]

本コマンドの設定時に反映されます。

[注意事項]

  1. 次のどれかの場合,当該ピアのBGPセッションをいったん切断します。
    • 本コマンドによってグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合
    • パラメータ値の変更によって,グレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効に変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合

[関連コマンド]

routing options graceful-restart time-limit

bgp graceful-restart restart-time

bgp graceful-restart stalepath-time

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