コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3

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パラメータに指定できる値

パラメータに指定できる値を,次の表に示します。

表1-2 パラメータに指定できる値

パラメータ種別 説明 入力例
名前 1文字目が英字で2文字目以降が英数字とハイフン(-),アンダースコア(_),ピリオド(.)で指定できます。 ip access-list standard inbound1
ホスト名 ホスト名は,1文字目が英字で2文字目以降が英数字とハイフン(-),ピリオド(.)で指定できます。 ip host telnet-host 192.168.1.1
IPv4アドレス,
IPv4ネットマスク
4バイトを1バイトずつ10進数で表し,この間をドット(.)で区切ります。 192.168.0.14
255.255.255.0
ワイルドカードマスク IPv4アドレスと同様の入力形式です。IPv4アドレスの中でビットを立てた個所は任意を意味します。 255.255.0.0
IPv6アドレス 2バイトずつ16進数で表し,この間をコロン(:)で区切ります。 3ffe:501:811:ff03::87ff:fed0:c7e0
インタフェース複数指定 複数のインタフェースに関する情報を設定します。指定できるインタフェースは,gigabitethernet,tengigabitethernet,vlan,port-channelです。gigabitethernetとtengigabitethernetを混在して指定することはできますが,それ以外のインタフェースは混在することはできません。
入力形式は次のとおりです。
  • gigabitethernetの場合
    interface range gigabitethernet <nif no.>/<port no.> [- <port no.>]
  • tengigabitethernetの場合
    interface range tengigabitethernet <nif no.>/<port no.> [- <port no.>]
  • vlanの場合
    interface range vlan <vlan id> [- <vlan id>]
  • port-channelの場合
    interface range port-channel <channel group number> [- <channel group number>]

また,上記入力形式をコンマ(,)で区切って最大16個指定できます。
interface range gigabitethernet 1/1-3
interface range gigabitethernet 1/1-3, tengigabitethernet 3/1
interface range vlan 1-100
add /remove指定 複数指定の設定済み情報に対して,追加または削除をします。
add指定の場合,設定済みの情報に追加をします。
remove指定の場合,設定済みの情報から削除をします。
switchport trunk allowed vlan add 100,200-210
switchport trunk allowed vlan remove 100,200-210

■任意の文字列

英数字および特殊文字で設定できます。ただし,特殊文字は一部設定できない文字があります。文字コード一覧を次の表に示します。下記文字コード内の英数字以外の文字を特殊文字とします。

表1-3 文字コード一覧

文字 コード 文字 コード 文字 コード 文字 コード 文字 コード 文字 コード
スペース 0x20 0 0x30 @ 0x40 P 0x50 ` 0x60 p 0x70
! 0x21 1 0x31 A 0x41 Q 0x51 a 0x61 q 0x71
" 0x22 2 0x32 B 0x42 R 0x52 b 0x62 r 0x72
# 0x23 3 0x33 C 0x43 S 0x53 c 0x63 s 0x73
$ 0x24 4 0x34 D 0x44 T 0x54 d 0x64 t 0x74
% 0x25 5 0x35 E 0x45 U 0x55 e 0x65 u 0x75
& 0x26 6 0x36 F 0x46 V 0x56 f 0x66 v 0x76
' 0x27 7 0x37 G 0x47 W 0x57 g 0x67 w 0x77
( 0x28 8 0x38 H 0x48 X 0x58 h 0x68 x 0x78
) 0x29 9 0x39 I 0x49 Y 0x59 i 0x69 y 0x79
* 0x2A : 0x3A J 0x4A Z 0x5A j 0x6A z 0x7A
+ 0x2B ; 0x3B K 0x4B [ 0x5B k 0x6B { 0x7B
, 0x2C < 0x3C L 0x4C \ 0x5C l 0x6C | 0x7C
- 0x2D = 0x3D M 0x4D ] 0x5D m 0x6D } 0x7D
. 0x2E > 0x3E N 0x4E ^ 0x5E n 0x6E ~ 0x7E
/ 0x2F ? 0x3F O 0x4F _ 0x5F o 0x6F --- ---

[注意事項]
  • 疑問符(?)(0x3F)を入力するには[Ctrl]+[V]を入力後[?]を入力してください。また,疑問符を含む設定をコピー・ペーストで流し込むことはできません。

[設定できない特殊文字]

表1-4 設定できない特殊文字

文字の名称 文字 コード
ダブルクォート " 0x22
ドル $ 0x24
シングルクォート ' 0x27
セミコロン ; 0x3B
バックスラッシュ \ 0x5C
逆シングルクォート ` 0x60
大カッコ始め { 0x7B
大カッコ終わり } 0x7D

[設定の例]
access-list 10 remark "mail:xx@xx %tokyo"

■<nif no.>および<port no.>の範囲

パラメータ<nif no.>および<port no.>の値の範囲を次の表に示します。

表1-5 <nif no.>の値の範囲

項番 モデル <nif no.>の値の範囲
1 AX6708S 1〜8
2 AX6604S 1〜4
3 AX6608S 1〜8
4 AX6304S 1〜4
5 AX6308S 1〜8

表1-6 <port no.>の値の範囲【AX6700S】【AX6600S】

項番 NIF型名略称 <port no.>の値の範囲
1 NK1G-24T 1〜24
2 NK1G-24S 1〜24
3 NK1GS-8M 1〜8
4 NK10G-4RX 1〜4
5 NK10G-4RXA 1〜4
6 NK10G-8RX 1〜8
7 NK10G-8RXA 1〜8

表1-7 <port no.>の値の範囲【AX6300S】

項番 NIF型名略称 <port no.>の値の範囲
1 NH1G-16S 1〜16
2 NH1G-24T 1〜24
3 NH1G-24S 1〜24
4 NH1G-48T 1〜48
5 NH1GS-6M 1〜6
6 NH10G-1RX 1
7 NH10G-4RX 1〜4
8 NH10G-4RXA 1〜4
9 NH10G-8RX 1〜8
10 NH10G-8RXA 1〜8

■<channel group number>の設定値の範囲

<channel group number>の値の範囲を次の表に示します。

表1-8 <channel group number>の値の範囲

項番 モデル 値の範囲
1 AX6304S/AX6604S 1〜48
2 AX6308S/AX6608S/AX6708S 1〜63

■<vlan id>の設定値の範囲

<vlan id>の値の範囲を次の表に示します。

表1-9 <vlan id>の値の範囲

項番 値の範囲
1 1〜4095

■<vlan id list>の指定方法と設定値の範囲

パラメータの入力形式に<vlan id list>と記載されている場合,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のVLAN IDを設定できます。また,<vlan id>と記載されている場合と同様に一つのVLAN IDを設定できます。設定値の範囲は,前述の<vlan id>の範囲に従います。<vlan id list>の設定内容が多くなった場合,<vlan id list>の設定内容を分割し,複数行のコンフィグレーションとして表示することがあります。また,add/remove指定によるVLANの追加や削除で,<vlan id list>の設定内容が少なくなった場合,複数行のコンフィグレーションを統合して表示することがあります。

[ハイフンまたはコンマによる範囲設定の例]
1-3,5,10

[複数行表示の例]
switchport trunk allowed vlan 100,200,300・・・
switchport trunk allowed vlan add 400,500・・・

■<interface id list>の指定方法と設定値の範囲

パラメータの入力形式に<interface id list>と記載されている場合,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のgigabitethernetインタフェースおよびtengigabitethernetインタフェースを設定できます。gigabitethernetインタフェースまたはtengigabitethernetインタフェース一つを設定することもできます。gigabitethernetインタフェースおよびtengigabitethernetインタフェースの入力形式は次のとおりです。

<nif no.>/<port no.> [- <port no.>] の指定範囲は,前述の<nif no.>および<port no.>の範囲に従います。

[ハイフンまたはコンマによる範囲設定の例]
gigabitethernet 1/1-2,gigabitethernet 1/5,tengigabitethernet 3/1

■<vrf id>の設定値の範囲【OP-NPAR】

<vrf id>の値の範囲を次の表に示します。

表1-10 <vrf id>の値の範囲

項番 VRF動作モード 値の範囲
1 指定なし 設定不可
2 axrp-enable
axrp-enable-ipv4-ipv6
2〜64
3 l2protocol-disable
l2protocol-disable-ipv4-ipv6
2〜250
4 gsrp-enable-ipv4-ipv6 2〜125

 

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