コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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vrrp ietf-unified-spec-02-mode

仮想ルータが,draft-ietf-vrrp-unified-spec-02に従った動作となるよう設定します。

[入力形式]

情報の設定
vrrp <vrid> ietf-unified-spec-02-mode

情報の削除
no vrrp <vrid> ietf-unified-spec-02-mode

[入力モード]

(config-if)

[パラメータ]

<vrid>
仮想ルータのIDを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    1〜255

[コマンド省略時の動作]

IPv4の仮想ルータは,RFC3768に従った動作となります。

IPv6の仮想ルータは,vrrp ietf-ipv6-spec-07-modeコマンド設定時はdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-07に,設定なしの場合はdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-02に従った動作となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 本設定を行うことによって,ADVERTISEMENTパケットのフォーマットも変更されます。VRRPを組む装置間で本設定が一致していないと,VRRPの状態遷移が正常に行われず,複数のマスタルータが存在するようになります。
  2. VRRPを組んでいる装置間で本設定または同等の設定を変更するとき,一時的にマスタルータが複数存在します。VRRPを構成している全装置の設定がそろうと,自動的にマスタルータは一つだけになります。
  3. ほかのVRRP動作モードが設定されている仮想ルータには設定できません。
  4. 本設定入力時に,vrrp timers advertiseの設定値が40を超えている場合は,ADVERTISEMENTパケットの送信間隔はデフォルトの1秒となります。
  5. vrrp followコマンドを設定している場合,本設定は無効です。

[関連コマンド]

vrrp ietf-ipv6-spec-07-mode

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