コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
VLANグループに適用するVLANマッピング,およびVLANマッピングに参加するVLANを設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- axrp vlan-mapping <mapping id> vlan <vlan id list>
- 情報の変更
- axrp vlan-mapping <mapping id> {vlan <vlan id list> | vlan add <vlan id list> | vlan remove <vlan id list>}
- 情報の削除
- no axrp vlan-mapping <mapping id>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <mapping id>
- VLANマッピングIDを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜128
- vlan <vlan id list>
- VLANマッピングに参加するVLANを指定します。VLANを複数指定する場合は,範囲指定ができます。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<vlan id list>の指定方法,また,値の設定範囲については「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- vlan add <vlan id list>
- 指定済みのVLANリストに追加するVLANを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<vlan id list>の指定方法,また,値の設定範囲については「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- vlan remove <vlan id list>
- 指定済みのVLANリストから削除するVLANを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<vlan id list>の指定方法,また,値の設定範囲については「パラメータに指定できる値」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 一つのVLANに対して複数のVLANマッピングを指定できません。
- 制御VLANに使用されているVLANに対してVLANマッピングを指定できません。
- Ring ProtocolとPVST+を併用する際は,VLANマッピングに指定できるVLAN IDは一つだけとなります。Ring Protocolで複数のVLANを制御したい場合は,別のVLANマッピングIDに残りのVLAN IDを設定し,該当リングIDのVLANグループに割り当ててください。
- Ring ProtocolとGSRPを併用する場合,VLANマッピングIDとGSRPのVLANグループIDで,次に示す範囲の同じ値は同時に使用できません。
同時使用できないIDの範囲:108〜128
- Ring Protocolとマルチプルスパニングツリー併用時には,本コマンドで指定するVLAN IDとMSTインスタンスに所属するVLANを一致させる必要があります。不一致となったVLANはブロッキング状態となります。
- Ring ProtocolとVRF機能を併用する(vrf modeコマンドのaxrp-enableパラメータまたはaxrp-enable-ipv4-ipv6パラメータを設定している)場合,VLANを設定できるVLANマッピングIDの範囲は1〜64となります。
グローバルネットワークのIPインタフェースとして使用するVLANは,VLANマッピングID 1に設定してください。
また,VRFのIPインタフェースとして使用するVLANは,VLANマッピングID 2〜64に設定し,VRF IDとVLANマッピングIDを一致させてください。なお,この条件に一致していない場合,該当VLANで通信ができません。【OP-NPAR】
- 本コマンドの設定または削除によってリングの構成を変更するときに,MACアドレステーブルのエントリ数が最大エントリに達し,必要なエントリがすべて登録できない場合は,Ring Protocol機能が正しく動作しません。MACアドレステーブルの収容条件について,「コンフィグレーションガイド Vol.1 3. 収容条件」の各機種の「MACアドレステーブル」で確認し,MACアドレステーブルを使用する機能の構成を見直してください。
[関連コマンド]
vlan
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