コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
VLANごとのMACアドレスを使用することを設定します。レイヤ3中継時,本装置が使用するMACをVLANごとに変えれば,MACアドレス学習をVLANごとに行わない装置と接続したときの運用を容易にすることができます。
レイヤ3中継を行わないVLANでは設定する必要がありません。
[入力形式]
- 情報の設定
- vlan-mac
- 情報の削除
- no vlan-mac
[入力モード]
(config-vlan)
[パラメータ]
なし
[コマンド省略時の動作]
装置単位のMACアドレスで動作します。
[通信への影響]
vlan-macコマンドを設定すると,本装置がレイヤ3中継(自発・自宛を含む)を行う場合に使用するMACアドレスが,装置MACアドレスからVLANごとのMACアドレスに変更されます(削除時はその逆です)。そのため,運用中のVLANに設定すると,隣接するレイヤ3装置(ルータ,レイヤ3スイッチ,端末)がARPプロトコルで学習したMACアドレスと,本装置のVLANごとのMACアドレスが不一致となり,一時的に通信ができなくなる場合があります。
[設定値の反映契機]
vlan-mac-prefixが設定されている場合は,設定変更後,すぐに運用に反映されます。vlan-mac-prefixが設定されていない場合は,vlan-mac-prefixを設定するまで反映されません。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
vlan-mac-prefix
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