コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
リモート運用端末からftpプロトコルを使用したアクセスを許可するために使用します。なお,本装置へログインを許可または拒否するリモート運用端末のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを指定する場合は,config-lineモードでtelnetアクセスと共通のアクセスリストを指定してください。
[入力形式]
- 情報の設定
- ftp-server
- ftp-server vrf {<vrf id> | all}
- 情報の削除
- no ftp-server
- no ftp-server vrf {<vrf id> | all}
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- vrf {<vrf id> | all}【OP-NPAR】
- <vrf id>
- 指定VRFからのアクセスを受け付けます。グローバルネットワークは含みません。
- アクセスを許可するVRFを個別に指定する場合は,装置当たり最大4エントリまで設定できます。
- all
- グローバルネットワークを含む全VRFからのアクセスを受け付けます。
- 本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークからのアクセスを受け付けます。
- 値の設定範囲
<vrf id>またはallを指定します。
<vrf id>にはVRF IDを指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
ftpプロトコルでのリモートアクセスを受け付けません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- config-lineモードでアクセスリストを指定している場合,ftpで本装置へログインを許可または拒否するリモート運用端末のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスも同じアクセスリストに従って制限されます。
- vrf allパラメータを指定した場合は,グローバルネットワークまたはVRFを個別に指定できません。【OP-NPAR】
- アクセスを許可するVRFを個別に指定した場合は,本コマンドとtransport inputコマンドで指定できるVRF IDの個数が合わせて4個までとなります。【OP-NPAR】
[関連コマンド]
line vty
ip access-group
ipv6 access-class
transport input
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