コンフィグレーションガイド Vol.3

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24.7.4 集約元経路の広告抑止

経路集約後,集約経路については広告するが集約元となった経路については広告対象外にできます。例えば,集約元経路以外のRIPng経路は広告したいが集約元のRIPng経路を広告しないなどです。

集約元経路の広告抑止は集約経路単位または全集約経路に対して指定できます。集約経路単位に指定する場合は,コンフィグレーションコマンドipv6 summary-addressのsummary-onlyパラメータで指定します。

集約元経路の広告抑止の適用例を次の図に示します。

図24-6 集約元経路の広告抑止の適用例

[図データ]

本装置Aは,ルータ1より3ffe:501:811:ff01::/ 3ffe:501:811:ff02::/64,…,3ffe:501:811:ff0f::/64を受信し,ルータ2より3ffe:501:811:fe01::/64を受信し,ルータ3より3ffe:501:811:ff11::/64,3ffe:501:811:ff12::/64,…,3ffe:501:811:ff1f::/64を学習します。本装置Aでは,集約経路3ffe:501:811:ff00::/56と学習経路3ffe:501:811:fe01::/64をルータ4へ広告するように広告経路フィルタを設定します。このとき,summary-onlyパラメータを指定して学習経路から集約経路3ffe:501:811:ff00::/56を生成するように設定した場合,広告経路フィルタに集約元経路の広告を抑止する設定が不要となります。経路集約のコンフィグレーション例と経路集約前後の経路を次の図に示します。

図24-7 経路集約のコンフィグレーション例と経路集約前後の経路

[図データ]

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