メッセージ・ログレファレンス

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3.5.1 イベント発生部位=LINELAN

イベント発生部位=LINELANの装置関連の障害およびイベント情報を次の表に示します。

表3-13 イベント発生部位=LINELANの装置関連の障害およびイベント情報

項番 イベント
レベル
イベント
発生部位
メッセージ
識別子
付加情報
上位4桁
メッセージテキスト
内容
1 E3 LINELAN 90110000 1350 Line enabled administratively.
コンフィグレーションによって回線は閉塞を解除しました。
[対応]
なし。
2 E3 LINELAN 90111000 1350 Line disabled administratively.
コンフィグレーションによって回線は閉塞されました。
[対応]
なし。
3 E4 LINELAN 25100012 1350 NIF <NIF No.> Line <Line No.>:closed because of uni-directional link detection.
片方向リンク障害を検出したため,回線をclose状態にしました。
NIF <NIF No.> Line <Line No.>:NIF番号/Line番号
[対応]
  1. 接続先でIEEE802.3ah/OAM機能が有効であることを確認してください。
  2. test interfacesコマンドを実行し,装置またはケーブルに障害がないことを確認してください。
  3. 装置およびケーブルが正常な場合,接続先の機器を確認してください。
その後,freeコマンドでポートのclose状態を解除してください。
4 E4 LINELAN 25100013 1350 NIF <NIF No.> Line <Line No.>:closed because of loop detection.
ループ障害を検出したため,回線をclose状態にしました。
NIF <NIF No.> Line <Line No.>:NIF番号/Line番号
[対応]
ネットワーク構成を確認してください。
5 E4 LINELAN 80100000 1350 cp congestion-control start.
CPソフトウェアで輻輳を検知し,輻輳制御機能を開始しました。
[対応]
ネットワークの負荷がCPの処理能力を超えたために,パケット廃棄が頻発し,輻輳制御機能により回線を閉塞しています。輻輳制御機能の制御時間に達しても回線が閉塞解除しない場合,または現象が頻発する場合はネットワーク構成を見直すなどして,輻輳の要因を排除してください。
6 E4 LINELAN 80100001 1350 cp congestion-control end.
CPソフトウェアで行っていた輻輳制御機能を終了しました。
[対応]
なし。
7 E4 LINELAN 80100002 1350 CP congestion detected on exception-port.
輻輳制御閉塞対象外ポートでCP輻輳を検知しました。
[対応]
現象が頻発して通信に影響する場合はネットワーク構成を見直すなどして,CP輻輳の要因を排除してください。
8 E4 LINELAN 90110001 1350
1353
Line status up.
回線状態がUPになりました。
[対応]
なし。
9 E4 LINELAN 90110002 1350 Transceiver mounted.
トランシーバの実装を検出しました。
[対応]
なし。
10 E4 LINELAN 90111001 1350
1353
1357
Error detected on the line.
回線障害が発生しました。
[対応]
以下を実行してください。
  1. ケーブルが抜けている,または半挿し状態の場合,ケーブルを正しく接続してください。
  2. 相手装置の立ち上げが完了していない場合,立ち上げ完了までお待ちください。
  3. 指定のケーブル(「ハードウェア取扱説明書」記載のケーブル)を使用していない,またはケーブルが断線している場合,ケーブルを交換してください。
  4. オートネゴシエーションの設定の場合,「解説書 Vol.1 4. イーサネット」を確認し,固定接続にしてください。
11 E4 LINELAN 90111002 1350 Transceiver not mounted.
トランシーバの未実装を検出しました。
[対応]
トランシーバが実装されていない。または半挿しの場合は正しく接続してください。
12 E4 LINELAN 90111003 1350
1353
1357
Auto negotiation failed.
オートネゴシエーションが失敗しました。
[対応]
以下を実行してください。
  1. ケーブルが半挿し状態の場合,ケーブルを正しく接続してください。
  2. 指定のケーブル(「ハードウェア取扱説明書」記載のケーブル)を使用していない場合,またケーブルが断線している場合,ケーブルを交換してください。
  3. オートネゴシエーションの設定の場合,「解説書 Vol.1 4. イーサネット」を確認し,固定接続にしてください。
  4. AX5400Sの場合
    NFMX-34のLine番号32〜Line番号33(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)の場合,相手接続ポートの設定を確認し,相手接続ポートをオートネゴシエーションに設定するか,または本装置および相手接続ポートを全二重固定接続に設定してください。詳細は「解説書 Vol.1 4.2 物理インタフェース」の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T接続仕様を参照してください。
13 E4 LINELAN 90111004 1350 Many failures occurred in receiving frames to the targeted Line due to the Line troubles. Execute the Line tests to check the Line condition.
回線ノイズなどによるエラーのため,該当回線でのフレーム受信失敗が多発しています。ログの出力条件および統計項目を以下に示します。
  1. 出力条件
    以下の統計項目値の合計が,コンフィグレーションコマンドframe-error-noticeで指定されたエラー通知条件を満たす場合に出力します。ただし,no_displayパラメータを設定している場合は本条件を満たしていてもログを出力しません。コンフィグレーションコマンドについては「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 frame-error-notice」を参照してください。
  2. 統計項目
    ・CRC errors
    ・Alignment
    ・Fragments
    ・Jabber
    ・Overrun
    ・Symbol errors
    ・Layer 1 Symbol errors
    ・Layer 2 Symbol errors
    ・Short frames
    ・Long frames
    ・Descramble errors
[対応]
  1. 回線テストを実行し,NIFボードまたはケーブルに障害がないか確認してください。回線テストの方法は「運用ガイド 9.9 回線をテストする」を参照してください。
  2. NIF ボードまたはケーブルが正常な場合,接続先の機器を調査してください。エラー内容の詳細については,show interfacesコマンドの上記の統計項目により確認してください。障害部位の切り分け手順については,「運用ガイド 8.4 ネットワークインタフェースの通信障害」を参照してください。
14 E4 LINELAN 90111005 1350 Many failures occurred in sending frames to the targeted Line due to the Line troubles. Execute the Line tests to check the Line condition.
回線ノイズなどによるエラーのため,該当回線でのフレーム送信失敗が多発しています。ログの出力条件および統計項目を以下に示します。
  1. 出力条件
    以下の統計項目値の合計が,コンフィグレーションコマンドframe-error-noticeで指定されたエラー通知条件を満たす場合に出力します。ただし,no_displayパラメータを設定している場合は本条件を満たしていてもログを出力しません。コンフィグレーションコマンドについては「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 frame-error-notice」を参照してください。
  2. 統計項目
    ・Late collision
    ・Excessive collision
    ・Carrier sense lost
    ・Excessive deferral
    ・Underrun
[対応]
  1. 回線テストを実行し,NIFボードまたはケーブルに障害がないか確認してください。回線テストの方法は「運用ガイド 9.9 回線をテストする」を参照してください。
  2. NIFボードまたはケーブルが正常な場合,接続先の機器を調査してください。エラー内容の詳細については,show interfacesコマンドの上記の統計項目により確認してください。障害部位の切り分け手順については,「運用ガイド 8.4 ネットワークインタフェースの通信障害」を参照してください。
15 E4 LINELAN 90115000 1350 Transceiver not supported.
未サポートのトランシーバを検出しました。
[対応]
サポートしているトランシーバを実装してください。

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