運用コマンドレファレンス Vol.2

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clear qos queueing【AX5400S】

[機能]

送受信インタフェースの出力優先度キューごとの統計情報を0クリアします。BSUとNIFのどちらかが指定されていれば該当インタフェースの統計を,指定がなければ全インタフェースの統計情報を0クリアします。

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[入力形式]

clear qos queueing [ {{nif <NIF No.> line <Line No.>} | <NIF No.>/<Line No.>}
                {{[outbound] [common1]} | inbound2}]
clear qos queueing bsu {to-bsu | from-nif | to-cp | to-nif}
clear qos queueing cp to-rm
clear qos queueing rm

注※1 指定できるのは,以下のNIFの場合だけです。
NF100-48TA,NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)

注※2 指定できるのは,以下のNIFの場合だけです。
NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)

全情報クリア
clear qos queueing

BSUキュー指定
clear qos queueing bsu to-bsu

BSU-NIF受信キュー指定
clear qos queueing bsu from-nif

BSU-CP送信キュー指定
clear qos queueing bsu to-cp

BSU-NIF送信キュー指定
clear qos queueing bsu to-nif

NIF-Lineキュー(inbound)指定(NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31))
clear qos queueing nif <NIF No.> line <Line No.> inbound
clear qos queueing <NIF No.>/<Line No.> inbound

NIF-Lineキュー(outbound)指定
clear qos queueing nif <NIF No.> line <Line No.> [outbound]
clear qos queueing <NIF No.>/<Line No.> [outbound]

NIF-Lineディストリビューション送信キュー(outbound)指定(NF100-48TA,NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)だけ)
clear qos queueing nif <NIF No.> line <Line No.> [outbound] common
clear qos queueing <NIF No.>/<Line No.> [outbound] common

CP送信キュー指定
clear qos queueing cp to-rm

RMキュー指定
clear qos queueing rm

[パラメータ]

省略時
装置全体の統計情報を0クリアします。

<NIF No.>/<Line No.>inbound
当該インタフェースから受信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。

nif <NIF No.> line <Line No.>[outbound]
当該インタフェースから送信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。

NIF <NIF No.> line <Line No.>inbound
当該インタフェースから受信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。

<NIF No.>/<Line No.>[outbound]
当該インタフェースから送信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。

common
当該インタフェースを収容するディストリビューション送信キューを指定します。

bsu to-bsu
BSU内部で中継するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。

bsu from-nif
NIFから受信しBCUへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。

bsu to-cp
BCUから受信しCPへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。

bsu to-nif
BCUから受信しNIFへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。

cp to-rm
CPからRMへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。

rm
RMからCPへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。

[実行例]

なし

[表示説明]

なし

[ユーザ通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表7-13 clear qos queueingコマンドのメッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute this command in standby BCU. このコマンドは待機系BCU上では実行できません。
Disconnected CP. CPが稼働中ではないため実行できません。
Disconnected NIF -- <NIF No.>. NIFが未実装です。<NIF No.> NIF番号
Disconnected or no configuration Line <Line No.>. 指定LINEは未定義または未実装です。<Line No.> LINE番号
Illegal NIF -- <NIF No.>. 指定NIF番号が不正です。<NIF No.> NIF番号
No support parameter -- <parameter>. 指定したNIFで指定したパラメータはサポートしていません。<parameter>パラメータ
No enough memory. コマンドを実行するための十分なメモリがありません。
Can't execute. コマンドを実行できません。

[注意事項]

  1. NIF-LineキューおよびNIF-Lineディストリビューション送信キューの統計情報において,outboundパラメータを省略した場合,outboundの統計情報が0クリアされます。
  2. BCUを二重化している場合,系切替時にすべての統計値がクリアされます。
  3. コマンド実行による統計の0クリア以外に,以下の条件でNIF-Lineキュー(outbound)の統計情報を0クリアします。
    対象NIF:NF100-48TA,NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)
    条件:回線障害後の回復
       回線閉塞(close)状態からの閉塞解除(free)
       コンフィグレーションによる回線の閉塞(disable)状態からの閉塞定義削除
       NIF障害後の回復
       NIF閉塞(close)状態からの閉塞解除(free)

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