運用コマンドレファレンス Vol.1

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show ntp status

[機能]

ローカルタイムサーバの動作状態を表示します。

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[入力形式]

show ntp status

[パラメータ]

なし

[実行例]

ローカルタイムサーバの動作状態を表示します。

図16-1 ntpサーバの動作状態

> show ntp status  [Enter]キー押下
remote           refid      st t when poll reach   delay   offset    disp
==============================================================================
*timesvr    192.168.1.100    3 u    1   64  377     0.89   -2.827    0.27
>
 

[表示説明]

表16-3 show ntp statusコマンドの表示内容

表示項目 意味
remote タイムサーバホスト名を示す。なお,ローカルタイムサーバを定義している場合は"LOCAL(1)"と表示されます。
[ホスト名の先頭のコードの意味]
" ":動作確認できないまたは高ストラタム値のため無効としたホスト
"+":選択候補として残っているホスト
"#":選択された同期ホスト,ただし距離の上限値を超えています
"*":選択された同期ホスト
「その他の記号:テストの結果,無効としたホスト」
refid 同タイムサーバが同期している参照先ホスト
st ホストのストラタム値
t サーバ種別を示します
[サーバ種別の表示の意味]
”u”:ユニキャストサーバであることを示します
”b”:ブロードキャストサーバであることを示します
”m”:マルチキャストサーバであることを示します
”l”:ローカルサーバであることを示します
when ホストからの最後のパケットを受信してからの経過時間を示します
数字の末尾にmを表示している場合,分単位の表示です
数字の末尾にhを表示している場合,時間単位の表示です
数字の末尾にdを表示している場合,日単位の表示です
数字だけを表示している場合,秒単位の表示です
経過時間が0秒以下の場合,"-"を表示します
poll ホストへのポーリング間隔を示します(単位:秒)
reach 到達可能性を8進数で示します
delay 同期しているサブネットの参照ソースでのトータルの往復の遅れ時間を示します(単位:ミリ秒)
offset オフセット値を示します(単位:ミリ秒)
disp 同期しているサブネットの参照ソースでの揺らぎ値を示します(単位:ミリ秒)

[ユーザ通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

show ntp statusコマンドのコマンド応答メッセージを次の表に示します。

表16-4 show ntp statusコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
No association ID's returned タイムサーバが見つかりません。
Connection refused ローカルタイムサーバとの接続ができません。コマンドを再実行してください。
ntp is not running. NTPが機能していません。
***No information returned for association <ID No.> ローカルタイムサーバからの応答がありません。コマンドを再実行してください。
***Association ID <No.> unknown to server ローカルタイムサーバからの応答がありません。コマンドを再実行してください。
<Host Name>: timed out, nothing received
***Request timed out
コマンドがタイムアウトしました。コマンドを再実行してください。

[注意事項]

なし

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