運用ガイド
NTPによる時刻同期ができない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表8-44 NTPの障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 コンフィグレーションでタイムゾーンの定義があることを確認してください。 コンフィグレーションにタイムゾーンが定義されている場合は項番2へ。 コンフィグレーションにタイムゾーンが定義されていない場合はタイムゾーンの定義をしてください。 2 タイムゾーンコンフィグレーションが反映されているかshow calendarコマンドで確認してください。 コマンドの表示結果にタイムゾーンの情報が含まれている場合は項番3へ。 コマンドの表示結果にタイムゾーンの情報が含まれていない場合は,装置を再起動してタイムゾーンの情報を反映させてください。 3 本装置とNTPサーバとの時刻差を確認してください。 本装置とNTPサーバとの時刻差が1000秒以内の場合は項番4へ。 本装置とNTPサーバとの時刻差が1000秒以上ある場合には,set calendarコマンドを使用して本装置の時刻をNTPサーバと合わせてください。 4 NTPサーバとのIPv4による通信を確認してください。 NTPサーバと本装置間でIPv4の通信が可能か,pingコマンドで確認してください。 NTPサーバの設定で,UDPポート番号123のパケットを廃棄する設定がないことを確認してください。
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