運用ガイド
本装置が取得した経路情報の表示に,スタティックの経路情報が存在しない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表8-23 スタティックの障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 スタティックのインタフェースの状態を確認します。
show ip static routeStatusの状態がIFdownの場合は,インタフェース障害が要因で経路が無効です。インタフェースを調査してください。 Statusの状態がIFdown以外の場合は項番2へ。 2 スタティック経路の属性を確認します。
show ip static routeFlagにPollが表示されている場合は項番3へ。 FlagにPollが表示されていない場合は項番4へ。 3 ICMPエコー監視機能の状態を確認します。
show ip static gatewayStatusの状態がUnReachableの場合は,ICMPエコーによるゲートウェイ監視で到達性が確認できませんので隣接装置との接続性を確認してください。 4 コンフィグレーションでスタティックの定義が正しいか確認してください。 該当ルータで障害情報を収集してください。
dump protocols unicast all※コンフィグレーションが正しくない場合はコンフィグレーションを修正してください。
- 注※ 障害情報収集コマンドを実行すると,次に示すエリアにファイルが作成されます。
- 格納エリア:/primaryMC/var/rtm
- ファイル名:rt_traceとrt_dump.gz
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