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8.4.3 1000BASE-Xのトラブル発生時の対応

1000BASE-Xでトラブルが発生した場合は,以下の順序で障害の切り分けを行ってください。

  1. ログの確認
    ログは「メッセージ・ログレファレンス 3.5.1 イベント発生部位=LINELAN」および「メッセージ・ログレファレンス 3.10 ネットワークインタフェース機構・イーサネット【AX7800S】」を参照してください。
  2. 障害解析方法に従った原因の切り分け
    以下の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。

    表8-11 1000BASE-Xのトラブル発生時の障害解析方法

    項番 確認内容 原因 対応
    1 show interfacesコマンドの障害統計情報により該当回線で以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
    • Link down
    • Signal detect errors
    受信側の回線品質が低下しています。 光ファイバの種別を確認してください。モードは「解説書 Vol.1 4.2.2 1000BASE-X」を参照してください。
    光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合,減衰値を確認してください。光レベルは「解説書 Vol.1 4.2.2 1000BASE-X」を参照してください。
    ケーブル長を確認してください。ケーブル長は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
    ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合,汚れをふき取ってください。
    トランシーバの接続が正しいか確認してください。
    コンフィグレーションコマンドlineのtypeを相手装置と合わせてください。
    相手装置のトランシーバのセグメント規格(SX/LX/LH)と合わせてください。
    光レベルが正しいか確認してください。光レベルは「解説書 Vol.1 4.2.2 1000BASE-X」を参照してください。
    相手装置の送信側機能に問題ないか確認してください。相手装置に回線テスト機能がある場合,相手装置の回線テストを実行してください。
    本装置の回線テストを実行して受信側機能に問題ないか確認してください。no test interfaces(イーサネット)コマンドの実行結果を参照し,記載されている[対策]に従って対応してください。指定するテスト種別は「9.9 回線をテストする」を参照してください。
    2 show interfacesコマンドの受信系エラー統計情報により該当回線で以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
    • CRC errors
    • Layer 1 symbol errors
    • Layer 2 symbol errors
    光ファイバの種別を確認してください。モードは「解説書 Vol.1 4.2.2 1000BASE-X」を参照してください。
    光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合,減衰値を確認してください。光レベルは「解説書 Vol.1 4.2.2 1000BASE-X」を参照してください。
    ケーブル長を確認してください。ケーブル長は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
    ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合,汚れをふき取ってください。
    トランシーバの接続が正しいか確認してください。
    コンフィグレーションコマンドlineのtypeを相手装置と合わせてください。
    相手装置のトランシーバのセグメント規格(SX/LX/LH)と合わせてください。
    光レベルが正しいか確認してください。光レベルは「解説書 Vol.1 4.2.2 1000BASE-X」を参照してください。
    相手装置の送信側機能に問題ないか確認してください。相手装置に回線テスト機能がある場合,相手装置の回線テストを実行してください。
    本装置の回線テストを実行して受信側機能に問題ないか確認してください。「運用コマンドレファレンス Vol.1 no test interfaces(イーサネット)」の実行結果を参照し,記載されている[対策]に従って対応してください。指定するテスト種別は「9.9 回線をテストする」を参照してください。
    3 show interfacesコマンドの障害統計情報により該当回線で以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
    • TX fault
    トランシーバが故障しています。 トランシーバを交換してください。

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