コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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logger-email(ログE-Mail情報)

ログ情報をE-Mailで出力するための情報を設定します。本コマンドでは最大64エントリの設定ができます。

[入力モード]

グローバルコンフィグモード

[入力形式]

情報の設定
logger email <E-Mail Address> <event level>
logger email <E-Mail Address> <event level>
at <HH:MM> [<HH:MM>] [<HH:MM>] [<HH:MM>] [<HH:MM>]
logger email <E-Mail Address> <event level> interval <s> <HH:MM>

情報の削除
delete logger email <E-Mail Address> <event level>

情報の表示
show logger

[サブコマンド入力形式]

なし

[モード階層]

なし

[パラメータ]

<E-Mail Address>
E-Mail送信先のメールアドレスを指定します。
指定したメールアドレスに対してE-Mail機能を確認する場合,<event level>をkeyに設定して,何らかのコマンドを入力してください。メールアドレスが正常であればコマンドが入力される度にメールが送信されます。

<event level>
出力するログのイベントレベルを指定します。
key,rsp,rtm,err,evt,mrp,mr6のどれか一つを指定します。

at <HH:MM> [<HH:MM>] [<HH:MM>] [<HH:MM>] [<HH:MM>]
E-Mailを送信する時刻を指定します。
HHには時を0〜23の範囲で指定してください。MMには分を0〜59の範囲で指定してください。時刻は5個まで指定できます。

interval <s> <HH:MM>
E-Mailを送信する時間間隔と開始時刻を指定します。
sには時間間隔を秒単位で1〜99999の範囲で指定してください。
HHには時を0〜23の範囲で指定してください。MMには分を0〜59の範囲で指定してください。

[サブコマンド]

なし

[入力例]

  1. ログE-Mail情報の設定
    イベントレベルevtのログをメールアドレスlogger@loghost宛に9:00,13:00,17:00に送信するように設定します。
     
    (config)# logger email logger@loghost evt at 9:00 13:00 17:00
    (config)# show logger
    logger email logger@loghost evt at 9:00 13:00 17:00
    (config)# 
     
  2. ログE-Mail情報の削除
    イベントレベルevtのログをメールアドレスlogger@loghost宛に送信する設定を削除します。
     
    (config)# show logger
    logger email logger@loghost evt at 9:00 13:00 17:00
    (config)# delete logger email logger@loghost evt
    Are you sure ?(y/n)y
    (config)# show logger
    logger
    (config)# 
     
  3. 設定情報の表示
    ログE-Mail情報を表示します。
     
    (config)# show logger
    logger email logger@loghost evt at 9:00 13:00 17:00
    (config)# 
     

[関連コマンド]

hosts(ホスト名情報)

logger-smtp(SMTPサーバ情報)

dns-resolver(DNSリゾルバ情報)

[注意事項]

  1. あらかじめlogger-smtpコマンド(SMTPサーバ情報)でメール配送先のメールサーバを定義しておく必要があります。
  2. あらかじめdns-resolver hostnameコマンド(DNSリゾルバ情報)で本装置のホスト名を定義しておく必要があります。
  3. パラメータatまたはintervalのどちらも指定しない場合,対応するイベントレベルのログが発生する度にE-Mailが送信されます。イベントレベルがerrのような緊急のものを除いてパラメータatまたはintervalの指定を推奨いたします。
  4. 指定したメールアドレスが送信先メールサーバに定義されているものと一致することを十分ご確認ください。
    E-Mailの送信に失敗した場合,当該メールはそのまま廃棄されます。
  5. local-addressで装置自体にIPアドレスが設定されている場合,メールサーバとの通信時の送信元IPアドレスとしてそのIPアドレスを使用します。
  6. IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報が運用に反映されます。
  7. メールアドレスに使用可能な文字は英大文字,英小文字,数字,−(ハイフン),.(ドット),@(アットマーク)です。_(アンダースコア)は使用できませんのでご注意願います。アットマークはメールアドレス先頭や末尾に設定しないでください。またメールアドレス内に複数設定しないでください。
  8. メールアドレス長は255文字以下に設定願います。256文字以上入力した場合,256文字以降は無視されます。
  9. 送信する時刻または開始時刻に指定範囲外の値を設定した場合,本機能は動作しません。
  10. 一度に大量のログ情報が発生した場合,E-Mail情報に抜けが発生することがあります。

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