解説書 Vol.2

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12.4 ポートミラーリング使用時の注意事項

  1. 次に示すフレームは送信フレームのミラーリング対象外です。
    • FCSが不正な場合
    • ソフトウェア中継フレーム
    • 自発フレーム(ARPなど)
    • ミラーリングされたフレーム
  2. 次に示すフレームは受信フレームのミラーリング対象外です。
    • FCSが不正な場合
    • IEEE802.3形式フレームでMACヘッダのLENGTH値が,受信フレームのLLCヘッダとSNAPヘッダおよびDATA領域の合計長と一致しない受信フレーム(ただし,LENGTH値が0〜0x2Dのときはパッドを付加するため合計長は46バイトとなりLENGTH長と不一致となりますが,この場合についてはミラーリングします。)
  3. 送信のミラーリングによりコピーされたフレームは,該当するミラーポートのコンフィグレーションに従ってTag Protocol IDentifier(TPID)が決まります。
  4. ミラーポートで通常フレームを送信抑止した状態(コンフィグレーションのポートミラーリング情報でoutpkts_disableパラメータを設定)でも自発フレームは送信します。
  5. 廃棄制御で廃棄されたフレームは回線から出力されませんが,該当フレームのコピーはミラーポートから出力されます。
  6. フロー検出条件オプションが定義されていないPSUまたはBSUのミラーポートでは,フレームを受信抑止した状態(コンフィグレーションのポートミラーリング情報でinpkts_disableパラメータを設定)でも,自宛フレームを受信します。

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