運用コマンドレファレンス Vol.1


clear counters nif

NIF配下の統計情報を0クリアします。

[入力形式]

clear counters nif [switch <switch no.>] [<nif no.>]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

switch <switch no.>

指定したスイッチ番号のメンバスイッチに対してコマンドを実行します。

本パラメータは,スタック構成時のマスタスイッチで指定できます。指定できる値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

本パラメータ省略時の動作

スタックを構成しているすべてのメンバスイッチに対してコマンドを実行します。

<nif no.>

NIF番号を指定します。指定できるNIF番号の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

本パラメータ省略時の動作

本装置内の全NIFが指定対象となります。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチからスタックを構成しているすべてのメンバスイッチを対象にコマンドを実行します。メンバスイッチのスイッチ番号を指定してコマンドを実行することもできます。

なお,remote commandコマンドも使用できます。

remote command {<switch no.> | all} clear counters nif [<nif no.>]

[実行例]

なし

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表12‒4 clear counters nifコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute for accounts mismatch.

バックアップスイッチのアカウントが不一致のため,本コマンドを実行できません。アカウントを操作するコマンド(adduser,rmuser,password,clear password)を実行して,アカウントを同期してください。

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

No such Switch <switch no.>.

指定されたスイッチ番号が存在しません。指定パラメータを確認して再実行してください。

また,メンバスイッチの追加直後などは,コマンドを実行できないことがあります。その場合は,再実行してください。

<switch no.>:スイッチ番号

Switch <switch no.> was deleted from stack.

メンバスイッチはスタック構成から削除されました。

<switch no.>:スイッチ番号

[注意事項]

  1. show interfacesコマンド,およびshow port statisticsコマンドの以下を0クリアします。

    • 送信/受信統計情報

    • 送信系エラー統計情報

    • 受信系エラー統計情報

    • 障害統計情報

  2. 統計情報のカウンタを0クリアしても,SNMPで取得するMIB情報の値は0クリアされません。

  3. 以下の場合,すべての表示項目がクリアされます。

    • NIFに対して,inactivate nifコマンドによりinactive状態を指示したあとに,activate nifコマンドによりinactive状態の解除を指示した場合

    • NIFに対して,コンフィグレーションコマンドno power enableによりdisable状態を指示したあとに,コンフィグレーションコマンドpower enableによりdisable状態の解除を指示した場合

    • NIFのハードウェア障害

    • restart vlanコマンド実行時

    • ネットワークインタフェース管理プログラム(nimd)障害発生時