28.7.3 プライマリポートの自動決定
マスタノードのプライマリポートは,ユーザが設定した二つのリングポートの情報に従って,自動で決定します。次の表に示すように,優先度の高い方がプライマリポートとして動作します。また,VLANグループごとに優先度を逆にすることで,ユーザが特に意識することなく,経路の振り分けができるようになります。
リングポート#1 |
リングポート#2 |
優先ポート |
---|---|---|
物理ポート |
物理ポート |
|
物理ポート |
チャネルグループ |
物理ポート側がプライマリポートとして動作 |
チャネルグループ |
物理ポート |
物理ポート側がプライマリポートとして動作 |
チャネルグループ |
チャネルグループ |
チャネルグループ番号の小さい方がプライマリポートとして動作 |
- 注※
-
スタック構成時は,スイッチ番号の小さい方がプライマリポートとして動作します。
リングポート#1 |
リングポート#2 |
優先ポート |
---|---|---|
物理ポート |
物理ポート |
|
物理ポート |
チャネルグループ |
チャネルグループ側がプライマリポートとして動作 |
チャネルグループ |
物理ポート |
チャネルグループ側がプライマリポートとして動作 |
チャネルグループ |
チャネルグループ |
チャネルグループ番号の大きい方がプライマリポートとして動作 |
- 注※
-
スタック構成時は,スイッチ番号の大きい方がプライマリポートとして動作します。
また,上記の決定方式以外に,コンフィグレーションコマンドaxrp-primary-portを使って,ユーザがVLANグループごとにプライマリポートを設定することもできます。