25.8.2 ポート間中継遮断機能の設定
ポート間中継遮断機能を設定する手順を次に示します。ここでは,図に示す構成の設定例を示します。
構成例では,ポート1/1/1からポート1/1/4への通信を遮断します。また,ポート1/1/1,1/1/2間の通信を遮断します。ポート1/1/3はどのポートとも通信が可能です。
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- [設定のポイント]
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ポート間中継遮断機能は,イーサネットインタフェースコンフィグレーションモードで,そのポートからの通信を許可しないポートを指定することで設定します。通信を双方向で遮断するためには,遮断したい各ポートで設定する必要があります。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface gigabitethernet 1/1/1
ポート1/1/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# switchport isolation interface gigabitethernet 1/1/2, gigabitethernet 1/1/4
(config-if)# exit
ポート1/1/1でポート1/1/2,1/1/4からの中継を遮断します。この設定で,ポート1/1/1から発信する片方向の中継を遮断します。
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(config)# interface gigabitethernet 1/1/2
(config-if)# switchport isolation interface gigabitethernet 1/1/1
(config-if)# exit
ポート1/1/2のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行し,ポート1/1/2でポート1/1/1からの中継を遮断します。この設定によって,ポート1/1/1,1/1/2間は双方向で通信を遮断します。
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(config)# interface gigabitethernet 1/1/4
(config-if)# switchport isolation interface gigabitethernet 1/1/1
ポート1/1/4のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行し,ポート1/1/4でポート1/1/1からの中継を遮断します。この設定によって,ポート1/1/1,1/1/4間は双方向で通信を遮断します。