コンフィグレーションガイド Vol.1


20.2.4 イーサネットのシャットダウン

[設定のポイント]

イーサネットのコンフィグレーションでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でイーサネットがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にイーサネットをシャットダウンしてから,コンフィグレーションの設定が完了したあとにイーサネットのシャットダウンを解除することを推奨します。なお,使用しないイーサネットはシャットダウンしておいてください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/1/10

    イーサネットインタフェース1/1/10の設定を指定します。

  2. (config-if)# shutdown

    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。

  3. (config-if)# *****

    イーサネットインタフェースに対するコンフィグレーションを設定します。

  4. (config-if)# no shutdown

    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。

[関連事項]

運用コマンドinactivateでイーサネットの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとイーサネットがactive状態になります。イーサネットをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもイーサネットはdisable状態のままとなり,active状態にするためにはコンフィグレーションでno shutdownを設定してシャットダウンを解除する必要があります。