運用コマンドレファレンス Vol.1

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rm

指定したファイルを削除します。

[入力形式]

rm [<option>] <file name>
rm mc-file <mc file name>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<option>
-r:指定したディレクトリ以下のすべてのファイルを削除します。

本パラメータ省略時の動作
指定したファイルだけを削除します。

<file name>
削除対象のファイル名またはディレクトリ名を指定します。

mc-file <mc file name>
削除するMC上のファイル名称を指定します。
MC上のファイル名称の指定にワイルドカードは使用できません。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチ以外のメンバスイッチを対象とする場合,remote commandコマンドを使用してください。

remote command {<switch no.> | all} rm [<option>] <file name>
remote command {<switch no.> | all} rm mc-file <mc file name>

[実行例]

MC上のファイルfile1を削除します。
>rm mc-file file1

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表4-10 rmコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。
MC is busy. ほかのプロセスがMCにアクセスしています。
時間をおいて再実行してください。
MC is write protected. MCのプロテクトスイッチが「▼Lock」になっていないことを確認してください。「▼Lock」になっている場合は,スイッチをスライドさせてから再度挿入してください。
装置のメモリカードスロットにほこりが付着していないか確認してください。ほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを取ってから再度MCを挿入してください。
MC not found. MCが実装されていません。
MCが正しく装置に挿入されているか確認してください。
装置のメモリカードスロットにほこりが付着していないか確認してください。ほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを取ってから再度MCを挿入してください。

[注意事項]

  1. mc-fileはMCが入っていない場合には実行できません。また,-rオプションは併用できません。
  2. mc-file指定時,コマンド実行中は装置のACC LEDが点灯します。ACC LED点灯時にはMCの抜き挿しを行わないでください。
  3. ファイル名またはディレクトリ名に特殊文字が含まれている場合,コマンドが入力できないなどエラーとなることがあります。このときは,<file name>にアスタリスク(*)を指定して,対象のファイルを確認しながら削除してください。なお,特殊文字とは「1. このマニュアルの読み方 文字コード一覧」に示す文字コードのうち,英数字以外の文字です。

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