コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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ip igmp source-limit

IGMPインタフェース単位で動作できる全グループに対し,属しているソース数の合計の最大数を設定します。

グローバルコンフィグレーションモードで本コマンドを設定した場合,該当VRFまたはグローバルネットワークに属するすべてのIGMPインタフェースに適用します。ただし,config-ifモードでIGMPインタフェースに本コマンドが設定されている場合は,IGMPインタフェースの設定を優先します。

[入力形式]

情報の設定・変更

グローバルコンフィグレーションモードの場合
ip igmp [vrf <vrf id>] source-limit <number>

config-ifモードの場合
ip igmp source-limit <number>

情報の削除

グローバルコンフィグレーションモードの場合
no ip igmp [vrf <vrf id>] source-limit

config-ifモードの場合
no ip igmp source-limit

[入力モード]

(config)

(config-if)
VLANインタフェース

[パラメータ]

vrf <vrf id>【OS-L3CA】
対象のVRFを指定します。
本コマンドは,指定したVRFのインタフェースに対してだけ有効となります。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    グローバルネットワークに対して指定します。
  2. 値の設定範囲
    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<number>
インタフェース単位で動作できる全グループに対し,属しているソース数の合計の最大数を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    0〜1024

[コマンド省略時の動作]

グループ参加時のソース参加に対し,制限しません。ただし,収容条件に記述している範囲内で運用してください。

収容条件については,「コンフィグレーションガイド Vol.1 3.2 収容条件」を参照してください。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで指定した値は,インタフェースごとに参加できるグループに属するソース数の制限を設定するものであり,指定値まで動作保証するものではありません。
  2. コンフィグレーション変更によって,現管理グループに属するソース数が本コマンドの設定値を超えた場合,参加済みのグループに属するソースはソース離脱するまでは維持されます。この状態で一度ソース離脱すると,該当するインタフェースの管理するグループに属するソース数が本コマンドの設定値以下になるまで,再度参加できません。
  3. 本機能は,コンフィグレーション変更(静的グループ追加およびPIM-SSM連携動作設定の追加)によるソース参加に対しては制限しません。ただし,これらのソース参加もソース数としてカウントするため,コンフィグレーション変更によって制限値を超えた場合,ホストからのグループ参加時の新規ソース参加は制限されます。

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode

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