コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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ip mtu

インタフェースでの送信IP MTU長を指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
ip mtu <length>

情報の削除
no ip mtu

[入力モード]

(config-if)
VLANインタフェース

[パラメータ]

<length>
インタフェースでの送信IP MTU長を指定します。実際にはポートMTU情報で設定したフレーム長と本パラメータ値を比較し,小さい方の値を該当インタフェースのIP MTU長として使用します。
なお,ポートMTU情報で設定したフレーム長は「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 mtu」を参照してください。
使用しているIP MTU長は,show ip interface,show ipv6 interface,またはshow ip-dual interfaceコマンドで確認してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    128〜9216(Byte)

[コマンド省略時の動作]

ポートMTU情報で設定したフレーム長(Byte)をIP MTU長として使用します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. イーサネットのIP MTU長は,ポートMTU情報で設定したフレーム長とIP MTUの値とを比較するため,運用上IP MTU長を1500より大きい値に設定するときは,ip mtuの設定だけではなく,ポートMTU情報のmtuの設定も確認してください。
  2. 本設定はIPv6でも有効となります。IPv6ではMTU長を1280以上とすることがプロトコル仕様として決められています。よって,IPv6を使用する場合は,MTU長に1280未満を指定しないでください。
  3. 本装置が送信元となるパケット,およびオプション付IPv4パケット中継の場合は,VLANに所属するイーサネットインタフェースのMTU値,システムMTU情報,および本コマンドの設定値のうち,最小のものをVLANインタフェースのMTU値とします。

[関連コマンド]

mtu

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