コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
ポートミラーリングを設定します。本コマンドとdestination sessionコマンドのセッション番号は,装置全体で,合わせて最大四つ設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- monitor session <session no.> source interface <interface id list> [{rx | tx | both}] destination interface <interface type> <interface number>
- 情報の変更
- monitor session <session no.> { source interface add <interface id list> | source interface remove <interface id list> }
- 情報の削除
- no monitor session <session no.>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <session no.>
- ポートミラーリングセッションの番号を指定します。destination sessionコマンドで指定したセッション番号は指定できません。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜4
- source interface <interface id list>
- ポートミラーリングのモニターポートをリスト形式で指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- source interface add <interface id list>
- ポートミラーリングのモニターポートをリストに追加します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- source interface remove <interface id list>
- ポートミラーリングのモニターポートをリストから削除します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- {rx | tx | both}
- ポートミラーリングするトラフィックの方向を指定します。
- rx
- 受信フレームをミラーリングします。
- tx
- 送信フレームをミラーリングします。
- both
- 送受信フレームをミラーリングします。
- 本パラメータ省略時の初期値
both
- 値の設定範囲
次の表を参照してください。
表39-1 ポートミラー対象トラフィックの設定範囲
セッション番号 設定範囲 備考 1 rx,tx,both 省略時はbothになります 2〜4 rx 必ずrxを指定してください
- destination interface <interface type> <interface number>
- ポートミラーリングのミラーポートを指定します。レイヤ2情報を設定したポートは指定できません。
- <interface type> <interface number>
- ミラーポートを設定するインタフェースを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
運用中の回線をミラーポートに指定した場合,その回線で通信できなくなります。モニターポートに指定した場合は通信に影響しません。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- すでにモニターポートとして設定しているポートを,モニターポートまたはミラーポートに設定できません。
- ポリシーベースミラーリングを設定している場合,ポートミラーリングの送信フレームをミラーリングする設定(tx/both)はできません。
- ミラーポートに設定したポートでは,通常のフレームを送受信できません。
- レイヤ2情報を設定したポートをミラーポートに設定できません。レイヤ2情報を設定済みのポートをミラーポートとして使用する場合は,該当インタフェースのレイヤ2情報を削除してからミラーポートに設定してください。
[関連コマンド]
なし
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