コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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limit-queue-length

本装置の物理ポートの送信キュー長を設定します。

本コマンドは,物理ポートの最大キュー長を変更します。

本コマンドは,ハードウェアの基本的な動作条件を設定するものであるため,設定変更後は装置を再起動する必要があります。

このコマンドを設定しない,または情報を削除したときは,キュー長は2880で動作します。

[入力形式]

情報の設定・変更
limit-queue-length <queue length>

情報の削除
no limit-queue-length

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<queue length>
物理ポートの最大キュー長を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    2880または45964

[コマンド省略時の動作]

本装置の各ポートの送信キュー長は,2880で動作します。

[通信への影響]

本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。

VLANプログラムを再起動することによって,すべてのポートが再初期化され,VLANを構成しているポートで一時的にデータ送受信不可となります。

[設定値の反映契機]

設定値を変更した場合は,コンフィグレーションを保存したあとで本装置を再起動,またはVLANプログラムを再起動してください。再起動することで設定値が運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 次の点に注意してください。
    本コマンドで送信キュー長を2880に設定した場合,送信キュー長は次のとおりになります。
     キュー1〜キュー12:2880
    また,本コマンドで送信キュー長を45964に設定した場合,送信キュー長は次のとおりになります。
     キュー1,キュー2:45964,キュー3,キュー4:2880,キュー5〜キュー12:0
    本コマンドで送信キュー長45964を設定した場合,キュー1〜キュー4に対してだけキュー長を割り当て動作するため,各スケジューリングの動作は次のようになります。
     PQ:キュー1〜キュー4がPQで動作します。
     4PQ+8RR:キュー1〜キュー4がRRで動作します。
     4PQ+8WFQ:キュー1〜キュー4がWFQで動作します。
     4PQ+8ERR:キュー1〜キュー4がERRで動作します。
     4PQ+8WRR:キュー1〜キュー4がWRRで動作します。

[関連コマンド]

なし

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