コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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transport input

リモート運用端末から各種プロトコルを使用したアクセスを制限するために使用します。

telnetまたはSSHのうち,指定されたプロトコルでだけアクセスを許可し,指定されていないプロトコルはアクセスを制限します。

[入力形式]

情報の設定・変更
transport input {telnet | ssh | all | none}
transport input vrf {<vrf id> | all} {telnet | ssh | all | none}

情報の削除
no transport input
no transport input vrf {<vrf id> | all}

[入力モード]

(config-line)

[パラメータ]

vrf {<vrf id> | all}【OS-L3CA】

<vrf id>
指定VRFからのアクセスを受け付けます。グローバルネットワークは含みません。
アクセスを許可するVRFを個別に指定する場合は,装置当たり最大4エントリまで設定できます。

all
グローバルネットワークを含む全VRFからのアクセスを受け付けます。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    グローバルネットワークからのアクセスを受け付けます。
  2. 値の設定範囲
    <vrf id>またはallを指定します。
    <vrf id>にはVRF IDを指定します。
    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

{telnet | ssh | all | none}

telnet
telnetプロトコルでのリモートアクセスを受け付けます。

ssh
SSHプロトコルでのリモートアクセスを受け付けます。

all
すべてのプロトコルでのリモートアクセスを受け付けます。

none
すべてのプロトコルでのリモートアクセスを受け付けません。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    telnet,ssh,all,またはnone

[コマンド省略時の動作]

telnetプロトコルとSSHプロトコル(ip ssh設定時)でのリモートアクセスを受け付けます。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. SSHを使用する場合は,グローバルコンフィグレーションモードでip sshコマンドを設定してください。
  2. ftp接続を許可/制限する場合は,グローバルコンフィグレーションモードのftp-serverで設定してください。
  3. vrf allパラメータを指定した場合は,グローバルネットワークまたはVRFを個別に指定できません。【OS-L3CA】
  4. アクセスを許可するVRFを個別に指定した場合は,本コマンドとftp-serverコマンドで指定できるVRF IDの個数が合わせて4個までとなります。【OS-L3CA】

[関連コマンド]

line vty

ftp-server

ip access-group

ipv6 access-class

ip ssh

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