コンフィグレーションガイド Vol.3

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33.1.1 概要

BFDは二つの装置間の経路の到達性を継続的に監視する機能です。両装置は定期的にBFDパケットを送受信して,一定時間以上BFDパケットを受信しない場合に対向装置との経路に障害が発生したと見なします。この二つの装置の組み合わせをBFDセッションと呼びます。

BFDは,他プロトコルとBFDセッションを連携させる形式で設定します。障害を検出すると連携するプロトコルに通知するため,通知されたプロトコルでは速やかに障害対策ができます。BFDセッションは,連携するプロトコルの性質に依存しないで,必要に応じて設定できます。

なお,BFDは迅速な代替経路の確立などを目的とした,通信障害の高速な検出に特化したプロトコルであり,障害の原因や発生個所の特定には不向きです。

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