コンフィグレーションガイド Vol.2

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3.13.1 複数のQoSエントリに一致した場合の動作

複数のQoSエントリに一致した場合,高優先エントリと低優先エントリを決定して,動作を決定します。

高優先エントリおよび低優先エントリは,設定するインタフェースやQoSフローリストの種類によって決定します。

受信側フロー検出モードがlayer3-1,layer3-dhcp-1,またはlayer3-suppress-1で,イーサネットインタフェースと,該当するイーサネットインタフェースが属するVLANインタフェースに対してQoSエントリを設定した場合
高優先エントリ イーサネットインタフェースに設定したQoSエントリ
低優先エントリ VLANインタフェースに設定したQoSエントリ

受信側フロー検出モードがlayer3-1またはlayer3-suppress-1で,同一インタフェースに対してmac qos-flow-list,ip qos-flow-listをフロー検出条件としたQoSエントリを設定した場合
高優先エントリ mac qos-flow-listで設定したQoSエントリ
低優先エントリ ip qos-flow-listで設定したQoSエントリ

複数のQoSエントリに一致した場合の動作を次に示します。

注※ 一部例外となる動作があります。次の表に示します。

表3-25 例外となる高優先,低優先エントリの組み合わせと動作

装置構成 優先度決定動作変更 高優先エントリ 低優先
エントリ
動作
スタンドアロン 設定なし copy-user-priority cos ユーザ優先度と本装置宛てのフレームのCoS値がcopy-user-priorityの動作になり,本装置が中継するフレームの優先度が低優先エントリで指定したCoS値となります

 

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