コンフィグレーションガイド Vol.1

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28.2.1 動作概要

Ring ProtocolとGSRPが併用して動作している装置では,Ring ProtocolのVLANマッピングとGSRPのVLANグループのVLAN情報が一致している必要があります。この装置のリングポートはGSRPの制御対象外となり,リングポートのデータ転送状態はRing Protocolで制御します。

障害の監視や障害発生時の経路切り替えは,リングネットワークではRing Protocolで,GSRPネットワークではGSRPで,独立して実施します。ただし,GSRPネットワークで経路の切り替え時にマスタに遷移した装置は,GSRPスイッチおよびaware/unaware装置のMACアドレステーブルをクリアします。同時に,リングネットワーク用のフラッシュ制御フレームを送信して,リングネットワークを構成する装置のMACアドレステーブルもクリアします。

GSRPのダイレクトリンクは,リングネットワークと同じ回線を使用できます。また,別の回線にすることもできます。

Ring ProtocolとGSRPとの併用例を次の図に示します。

図28-9 Ring ProtocolとGSRPの併用例(ダイレクトリンクをリングネットワークで使用する場合)

[図データ]

図28-10 Ring ProtocolとGSRPの併用例(ダイレクトリンクをリングネットワークで使用しない場合)

[図データ]

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