コンフィグレーションガイド Vol.1

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11.2.2 SSHサーバの基本設定(ローカルパスワード設定)

最も手軽にSSHを使用して暗号化通信をするには,telnetと同じパスワード認証を使用します。この場合でも,telnetとは異なり,ユーザ名やパスワードは暗号化されて送付されるため,外部に漏洩しません。ここでは,ローカルパスワード認証を使用する場合のSSHサーバの設定例を示します。

なお,本装置のクライアントはローカルパスワード認証だけをサポートしているため,本装置間でSSH接続をする場合は,ローカルパスワード認証を使用する必要があります。

[設定のポイント]
ログイン用のユーザアカウントの作成,およびSSHサーバを動作させる設定例を示します。なお,パスワードを設定していないユーザは,SSHのパスワード認証でログインできません。

[コマンドによる設定]
  1. # adduser staff
    User(empty password) add done. Please setting password.
    Changing local password for staff.
    New password:******
    Retype new password:******
    装置管理者モードで運用コマンドadduserを実行します。ユーザ名(staff)とパスワードを設定して,ログイン用のユーザアカウントを作成します。
     
  2. # configure
    (config)# ip ssh
    SSHサーバの動作を開始させます。
     
  3. (config)# line vty 0 2
    本装置へのリモートログインを許可し,ログインできるユーザ数を3に設定します。
     

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