show ip-dual interface
IPv4/IPv6インタフェースの状態を表示します。
[入力形式]
show ip-dual interface [vrf [<vrf id>]] show ip-dual interface summary show ip-dual interface up [vrf [<vrf id>]] show ip-dual interface down [vrf [<vrf id>]] show ip-dual interface <interface type> <interface number>
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vrf [<vrf id>]【SL-L3A】
- 
                  VRFが設定されているインタフェースだけを詳細表示します。 <vrf id>を省略した場合,VRF設定の全インタフェースを表示します。 <vrf id>を指定した場合,該当する<vrf id>が設定されているインタフェースだけを表示します。 <vrf id>にはコンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDを指定してください。 - 本パラメータ省略時の動作
- 
                        グローバルネットワークを含む全インタフェースを表示します。 
 
- summary
- 
                  全インタフェースの状態をサマリー表示します。 
- up
- 
                  UP状態のインタフェースを詳細表示します。 
- down
- 
                  DOWN状態のインタフェースを詳細表示します。 
- <interface type> <interface number>
- 
                  当該インタフェースの詳細情報を表示します。 <interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。 - 
                        VLANインタフェース 
- 
                        ループバックインタフェース 
- 
                        マネージメントポート 
 
- 
                        
- すべてのパラメータ省略時の動作
- 
                  グローバルネットワークを含む全インタフェースの状態を詳細表示します。 
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけで情報を表示できます。
[実行例1]
- 全インタフェースの状態をサマリー表示します。
- >show ip-dual interface summary - 図2‒1 全インタフェースサマリー表示実行例 - > show ip-dual interface summary Date 20XX/12/10 12:00:00 UTC VLAN0002: UP 192.168.0.60/24 VLAN0003: UP 192.171.0.64/24 VRF: 10 VLAN0004: UP 3ffe::1:1/64 > 
- 表示形式
- 
                  Interface name : Status IP-address Subnet-mask VRF Interface name : Status IPv6-address Prefix-len VRF 
[実行例1の表示説明]
| 表示項目 | 意味 | 表示内容 | 
|---|---|---|
| Interface name | インタフェース名 | − | 
| Status | インタフェースの状態 | UP/DOWN | 
| IP-address | IPv4アドレス | − | 
| Subnet-mask | サブネットマスク | − | 
| VRF【SL-L3A】 | VRF ID | 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 | 
| IPv6-address | IPv6アドレス | − | 
| Prefix-len | プレフィックス長 | − | 
[実行例2]
- 
                  UP状態のインタフェースを詳細に表示します。 >show ip-dual interface up 
- 
                  インタフェースの状態を詳細に表示します。 > show ip-dual interface vlan 10 
インタフェース指定で実行した例を次の図に示します。
| >show ip-dual interface vlan 10 Date 20XX/12/10 12:00:00 UTC VLAN0010: flags=80e3<UP,BROADCAST,NOTRAILERS,RUNNING,NOARP,MULTICAST> mtu 1500 inet 158.214.178.30/25 broadcast 158.214.178.127 inet 158.214.178.33/32 (virtual router ip address) <-----------1 inet6 3ffe::1:1/64 inet6 fe80::60:972e:1d4c%VLAN0010/64 Switch01/NIF00/Port01: UP media 100BASE-TX full(auto) 0012.e22e.1d4c Switch02/NIF00/Port02: UP media ----- 0012.e22f.1d4f ChGr:5 (-) <--------2 Time-since-last-status-change: 30,00:10:00 Last down at: 11/10 11:45:00 <-------------------------------3 VLAN: 10 <----------------------------------4 >show ip-dual interface vlan 100 Date 20XX/12/10 12:00:00 UTC VLAN0100: flags=8863<UP,BROADCAST,NOTRAILERS,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500 inet 192.182.0.67/24 broadcast 192.182.0.255 Switch01/NIF00/Port03: UP media 100BASE-TX full(auto) 0012.e220.5200 Time-since-last-status-change: 00:22:10 Last down at: ----- VLAN : 100 VRF: 10 <----------------------------------4 > | 
- 
                  VRRPの仮想ルータのIPv4アドレスであることを表示します。 
- 
                  リンクアグリゲーション回線の場合に表示します。 
- 
                  インタフェースダウンの要因は,回線障害,IP情報または回線に関する情報のコンフィグレーション変更です。回線障害中のコンフィグレーション変更では,ダウン状態が継続しているため,情報は更新しないで,回線障害発生時刻を表示します。 
- 
                  VLANの場合に,VLAN IDを表示します。VRFの場合に,VRF IDを表示します。 
[実行例2の表示説明]
| 表示項目 | 意味 | 表示内容 | 
|---|---|---|
| flags | 当該インタフェースの状態および,設定項目を表示 | − | 
| mtu | インタフェースのMTU | 「コンフィグレーションガイド Vol.3」 「1.4.3 MTUとフラグメント」を参照 | 
| inet | IPv4アドレス | − | 
| inet6 | IPv6アドレス | duplicated:アドレスが重複しています。 tentative:アドレスの重複確認中です。 | 
| broadcast | ブロードキャストアドレス | IPインタフェースタイプがブロードキャスト型のときに表示します。 | 
| virtual router ip address | VRRPの仮想ルータのIPv4アドレス | アクセプトモードを設定したVRRPがマスタになったとき表示されます。 | 
| UP/DOWN | インタフェースの状態 | UP:運用中(正常動作中) DOWN:運用中(回線障害発生中)および非運用中 | 
| media | 回線種別 | 回線種別については,「運用コマンドレファレンス Vol.1」 「21 イーサネット」show interfacesコマンドの表示項目<回線種別>を参照してください。 | 
| Time-since-last-status-change | UP/DOWN状態経過時間 | インタフェースの状態が最後に変化してからの経過時間。表示形式は,時:分:秒,または,日数,時:分:秒,100日を超えた場合"Over 100 days"。 UP/DOWN状態変化未発生時"-----"。 | 
| Last down at | インタフェースダウン時刻 | インタフェースが最後にダウンした時刻。表示形式は,月/日 時:分:秒,未発生時"-----"。 | 
| VLAN | VLAN ID | − | 
| VRF【SL-L3A】 | VRF ID | 対象がグローバルネットワークの場合は表示されません。 | 
| 表示項目 | 意味 | 表示内容 | 
|---|---|---|
| Switch<switch no.> | スイッチ番号 | − | 
| NIF<nif no.> | NIF番号 | − | 
| Port<port no.> | ポート番号 | − | 
| media | 回線種別/回線速度 | 回線種別については,「運用コマンドレファレンス Vol.1」 「21 イーサネット」show interfacesコマンドの表示項目<回線種別>を参照してください。 スタック構成時,本コマンドを実行したメンバスイッチ以外は"-----"を表示します。 | 
| xxxx.xxxx.xxxx | MACアドレス | インタフェースから送信するパケットで使用するMACアドレスです。 VLANインタフェースの場合に,通信できない回線では,オール0で表示することがあります。 | 
| ChGr | チャネルグループ番号。括弧はチャネルグループ状態。 | スタック構成時,本コマンドを実行したメンバスイッチ以外のチャネルグループ状態は"-"を表示します。 | 
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
| メッセージ | 内容 | 
|---|---|
| Can't execute this command in backup switch or transit switch. | バックアップスイッチまたはトランジットスイッチではコマンドを実行できません。 | 
| Can't execute. | コマンドを実行できません。再実行してください。 | 
| No such interface -- <interface name>. | 設定されていないインタフェースが指定されました。 <interface name>:指定されたインタフェースに付与するインタフェース名 | 
[注意事項]
なし