コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip pim bsr-candidate

本装置をBSR候補として設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

ip pim [vrf <vrf id>] bsr-candidate <interface type> <interface number> [priority <value>]

情報の削除

no ip pim [vrf <vrf id>] bsr-candidate <interface type> <interface number> [priority <value>]

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>【SL-L3A】

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    動作対象のループバックインタフェースが属しているVRF IDと同じ値を設定してください。

<interface type> <interface number>

BSR候補として設定するインタフェースを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。

    ・VLANインタフェース

    ・ループバックインタフェース

priority <value>

BSRを決定するための優先度を指定します。

BSRでの指定時は優先度の値が最も大きいルータがBSRとなります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    0

  2. 値の設定範囲

    0〜255

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドを使用する場合は,ループバックインタフェースまたは使用するVLANインタフェースにIPv4アドレスを設定してください。

  2. 本コマンドで指定したVLANインタフェースがマルチホームの場合,プライマリIPv4アドレスをBSR候補として使用します。

  3. 本コマンドで指定したVLANインタフェースがダウンしている場合,BSR候補として動作しません。

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode

interface loopback

interface vlan