ip pim bsr-candidate
本装置をBSR候補として設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
ip pim [vrf <vrf id>] bsr-candidate <interface type> <interface number> [priority <value>]
- 情報の削除
-
no ip pim [vrf <vrf id>] bsr-candidate <interface type> <interface number> [priority <value>]
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- vrf <vrf id>【SL-L3A】
-
対象のVRFを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
-
値の設定範囲
動作対象のループバックインタフェースが属しているVRF IDと同じ値を設定してください。
-
- <interface type> <interface number>
-
BSR候補として設定するインタフェースを指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・VLANインタフェース
・ループバックインタフェース
-
- priority <value>
-
BSRを決定するための優先度を指定します。
BSRでの指定時は優先度の値が最も大きいルータがBSRとなります。
-
本パラメータ省略時の初期値
0
-
値の設定範囲
0〜255
-
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
-
本コマンドを使用する場合は,ループバックインタフェースまたは使用するVLANインタフェースにIPv4アドレスを設定してください。
-
本コマンドで指定したVLANインタフェースがマルチホームの場合,プライマリIPv4アドレスをBSR候補として使用します。
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本コマンドで指定したVLANインタフェースがダウンしている場合,BSR候補として動作しません。
[関連コマンド]
ip pim sparse-mode
interface loopback
interface vlan