show ipv6 vrf【SL-L3A】
VRFのIPv6情報(経路情報数やインタフェースの状態など)を表示します。
[入力形式]
show ipv6 vrf {<vrf id> | global | all} [detail]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vrf {<vrf id> | global | all}
-
VRFのIPv6情報を表示します。<vrf id>指定時は指定VRFだけ,global指定時はグローバルネットワークだけ,all指定時はグローバルネットワークを含む全VRFを対象とします。<vrf id>の指定値の範囲は,コンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDとなります。
- detail
-
VRFのIPv6情報を詳細表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
VRFのIPv6情報をサマリー表示します。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけで有効な情報を取得できます。
[実行例1]
>show ipv6 vrf all Date 20XX/12/20 12:00:00 UTC VRF Routes Neighbor global 12/100 12/100 10 7/30 7/50 > |
[実行例1の表示説明]
表示項目 |
意味 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
VRF |
VRF ID |
− |
Routes |
VRF内の経路数 |
VRF内の経路数/コンフィグレーションで設定された経路数の上限値 コンフィグレーションで上限値を設定していない場合は"-"を表示します。 |
Neighbor |
VRF内のNDPエントリ数 |
VRF内のNDPエントリ数/コンフィグレーションで設定されたNDPエントリ数の上限値 コンフィグレーションで上限値を設定していない場合は"-"を表示します。 |
[実行例2]
>show ipv6 vrf all detail Date 20XX/12/20 12:00:00 UTC VRF: global Maximum routes: 100, Warn threshold: 70%, Current routes: 12 Maximum Neighbor entries: 100, Current Neighbor entries: 12 Import inter-vrf: Match_Ext Interface Name Address Status VLAN0009 3ffe:501:ffff:2::200/64 Up VLAN0009 fe80::1001:201a:1%VLAN0009/64 Up localhost ::1/128 Up localhost fe80::1%localhost/64 Up VRF: 10 Maximum routes: 50, Warn threshold: 70%, Current routes: 10 Maximum Neighbor entries: 30, Current Neighbor entries: 10 Import inter-vrf: FLT_SET Interface Name Address Status VLAN0010 3ffe:501:1002:2::200/64 Up VLAN0010 fe80::1001:2019:1%VLAN0010/64 Up localhost ::1/128 Up localhost fe80::1%localhost/64 Up VRF: 20 Maximum routes: 10, Warning only, Current routes: 5 Maximum Neighbor entries: 10, Current Neighbor entries: 5 Import inter-vrf: FLT_EXT1 Interface Name Address Status VLAN0011 3ffe:501:2100:2::200/64 Up VLAN0011 fe80::1001:10a:1%VLAN0011/64 Up localhost ::1/128 Up localhost fe80::1%localhost/64 Up > |
[実行例2の表示説明]
表示項目 |
意味 |
表示詳細情報 |
---|---|---|
VRF |
VRF ID |
− |
Maximum routes |
コンフィグレーションで設定されたVRFの経路数の上限値 |
コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<limit>パラメータで設定した値 コンフィグレーションで上限値を設定していない場合は"-"を表示します。 |
Warn threshold |
運用メッセージを出力する指定閾値 |
コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesの<warn threshold>パラメータ設定時に表示 |
Warning only |
経路数が上限値を超えたときに経路の廃棄をしない指定 |
コンフィグレーションコマンドipv6 maximum routesのwarn-onlyパラメータ設定時に表示 |
Current routes |
VRF内の経路数 |
− |
Maximum Neighbor entries |
コンフィグレーションで設定されたVRFのNDPエントリ数の上限値 |
コンフィグレーションで上限値を設定していない場合は"-"を表示します。 |
Current Neighbor entries |
VRF内のNDPエントリ数 |
− |
Import inter-vrf |
フィルタ名称 |
− |
Name |
インタフェース名称 |
− |
Address |
インタフェース・アドレスおよびプレフィックス長 |
− |
Status |
インタフェース状態 |
Up |
Down |
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
項番 |
メッセージ |
内容 |
---|---|---|
1 |
connection failed to rtm |
ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
2 |
IP routing is not configured. |
ルーティングプロトコルが設定されていません。 コンフィグレーションを確認してください。 |
3 |
No response from rtm. |
ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
4 |
no such VRF <vrf id> |
指定VRFが存在しません。 <vrf id>:指定VRF ID |
5 |
program error occurred: <Error Message> |
プログラムエラーが発生しました。 コマンドを再実行してください。 <Error Message>:エラー部位 |
[注意事項]
なし