restart unicast
ユニキャストルーティングプログラムを再起動します。
[入力形式]
restart unicast [-f] [core-file]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- -f
-
再起動確認メッセージを出力しないで,ユニキャストルーティングプログラムを再起動します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
確認メッセージを出力します。
- core-file
-
再起動時にユニキャストルーティングプログラムのコアファイル(rtm.core)を出力します。
- 本パラメータ省略時の動作
-
コアファイルを出力しません。
- すべてのパラメータ省略時の動作
-
再起動確認メッセージを出力したあと,ユニキャストルーティングプログラム(rtm)を再起動します。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチ以外のメンバスイッチを対象とする場合,remote commandコマンドを使用してください。
remote command {<switch no.> | all} restart unicast [-f] [core-file]
[実行例]
>restart unicast IP routing program restart OK? (y/n): y >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
ルーティングプロトコルの隣接関係が切断されるため,復旧するまでの間,通信が停止します。ただし,グレースフル・リスタートのリスタートルータとして動作しているルーティングプロトコルの通信には影響がありません。
[応答メッセージ]
項番 |
メッセージ |
内容 |
---|---|---|
1 |
connection failed to rtm |
ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。 コマンドを再実行してください。頻発する場合は,本コマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
2 |
No response from rtm. |
ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。 コマンドを再実行してください。頻発する場合は,本コマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
3 |
pid file <File Name> mangled! |
ユニキャストルーティングプログラムのPIDファイルが不正です。 <File Name>:PIDファイル名 |
4 |
pid in file <File Name> unreasonably small(<PID>) |
ユニキャストルーティングプログラムのPIDファイルが不正です。 <File_Name>:PIDファイル名 <PID>:PIDファイル中のプロセスID |
5 |
program error occurred: <Error Message> |
プログラムエラーが発生しました。 コマンドを再実行してください。 <Error Message>:エラー部位 |
6 |
rtm appears to be running as pid <PID>, but pid <PID> doesn't exist! |
ユニキャストルーティングプログラムのPIDファイル中に記述されたプロセスが存在しません。ユニキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再実行してください。 <PID>:プロセスID |
7 |
rtm doesn't seem to be running. |
ユニキャストルーティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。 ユニキャストルーティングプログラムの再起動を待って,コマンドを再実行してください。 |
8 |
rtm failed to terminate. |
ユニキャストルーティングプログラムの本コマンドによる再起動に失敗しました。 コマンドを再実行してください。 <PID>:プロセスID |
9 |
rtm has already stopped. |
ユニキャストルーティングプログラムがすでに停止しているため,本コマンドが失敗しました。ユニキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再実行してください。 |
10 |
rtm restarted after termination: old pid <PID>, new pid <PID> |
本コマンド実行中にPIDが変更されたため,コマンドが失敗しました。 ユニキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再実行してください。 <PID>:プロセスID |
11 |
rtm signaled but still running, waiting 6 seconds more. |
本コマンドによって,ユニキャストルーティングプログラムを再起動中です。 しばらくお待ちください。 |
12 |
rtm still running, sending a kill signal. |
本コマンドによる再起動のためにユニキャストルーティングプログラムにKillシグナルを送信中です。 しばらくお待ちください。 |
13 |
rtm still running, sending another terminate signal. |
本コマンドによる再起動のために,ユニキャストルーティングプログラムにterminateシグナルを再送中です。 しばらくお待ちください。 |
14 |
rtm terminated. |
ユニキャストルーティングプログラムが本コマンドによって停止しました。 自動的に再起動しますので,しばらくお待ちください。 |
[注意事項]
-
コアファイルを出力する際,指定ファイルがすでに存在する場合は無条件に上書きするので,必要ならば,ファイルをあらかじめバックアップしておいてください。
-
ユニキャストルーティングプログラムのコアファイルの出力先ディレクトリは,以下のとおりになります。
コアファイルの格納ディレクトリ:/usr/var/core
コアファイル:rtm.core
-
ユニキャストルーティングプログラムのコアファイルの削除方法はerase protocol-dump unicastコマンド(「erase protocol-dump unicast」参照)を参照してください。