運用コマンドレファレンス Vol.1


clear gsrp forced-shift

GSRPスイッチ単独起動時のマスタ遷移機能による自動マスタ遷移待ち状態を解除します。VLANグループの状態は,現在の状態を維持し,自動でマスタにはなりません。

このコマンドは,GSRPスイッチ単独起動時マスタ遷移機能によって,自動的にマスタになるまでの間だけ有効なコマンドです。

[入力形式]

clear gsrp forced-shift [<gsrp group id>]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<gsrp group id>

指定GSRPグループIDについて,自動マスタ遷移待ち状態を解除します。待ち状態を解除すると,VLANグループの状態は,現在の状態を維持し,自動でマスタにはなりません。

指定できるGSRPグループIDの値の範囲は,1〜65535です。

本パラメータ省略時の動作

すべてのGSRPグループについて,自動マスタ遷移待ち状態を解除します。待ち状態を解除すると,VLANグループの状態は,現在の状態を維持し,自動でマスタにはなりません。

[スタック構成時の運用]

未サポートです。

[実行例]

図35‒13 GSRP自動マスタ遷移時間解除の例
> clear gsrp forced-shift 1
 
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表35‒12 clear gsrp forced-shiftコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

Connection failed to GSRP program.

GSRPプログラムとの通信が失敗しました。

コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart gsrpコマンドでGSRPプログラムを再起動してください。

GSRP is not configured.

GSRPが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。

Specified GSRP ID is not configured:<gsrp group id>

指定GSRPグループIDは設定されていません。

<gsrp group id>:GSRPグループID

[注意事項]

なし