clear axrp preempt-delay
マスタノードの経路切り戻し抑止状態を解除します。
[入力形式]
clear axrp preempt-delay <ring id> [-f]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <ring id>
 - 
                  
指定したリングIDの経路切り戻し抑止状態を解除します。
指定できる範囲は,1〜65535です。
 - -f
 - 
                  
確認メッセージを出力しないで,経路切り戻し抑止状態を解除します。
- 本パラメータ省略時の動作
 - 
                        
確認メッセージを出力します。
 
 
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけでマスタノードの経路切り戻し抑止状態を解除できます。
[実行例]
>clear axrp preempt-delay 1 Fault recovery process restore OK? (y/n) :y >  | 
               
>clear axrp preempt-delay 1 -f >  | 
               
[表示説明]
なし
[通信への影響]
経路切り戻し抑止状態のリングIDに対して本コマンドを実行した場合,該当リングIDの抑止状態を解除し,経路の切り戻し動作を実施します。この時,経路の切り戻し動作に伴い,該当リングIDのVLANグループに参加しているVLANで一時的にフレーム受信不可となります。
[応答メッセージ]
| 
                         メッセージ  | 
                     
                         内容  | 
                  
|---|---|
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                         Can't execute this command in backup switch or transit switch.  | 
                     
                         バックアップスイッチまたはトランジットスイッチではコマンドを実行できません。  | 
                  
| 
                         Can't execute.  | 
                     
                         コマンドを実行できません。再実行してください。  | 
                  
| 
                         Connection failed to Ring Protocol program.  | 
                     
                         Ring Protocolプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart axrpコマンドでRing Protocolプログラムを再起動してください。  | 
                  
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                         Ring Protocol is not configured.  | 
                     
                         Ring Protocolが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。  | 
                  
| 
                         Specified Ring ID is not configured:<ring id>.  | 
                     
                         指定リングIDは設定されていません。 <ring id>:リングID  | 
                  
| 
                         Specified Ring ID is not preempt delay state:<ring id>  | 
                     
                         指定リングIDは経路切り戻し抑止状態ではありません。 <ring id>:リングID  | 
                  
[注意事項]
なし