運用コマンドレファレンス Vol.1


erase configuration

スタートアップコンフィグレーションとランニングコンフィグレーションの内容を初期導入時のものに戻します。

[入力形式]

erase configuration

[入力モード]

装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[スタック構成時の運用]

未サポートです。

[実行例]

#erase configuration
Do you wish to erase both running-config and startup-config? (y/n):
#

[表示説明]

なし

[通信への影響]

本コマンドを実行すると,運用中のポートはすべて運用を停止します。

[応答メッセージ]

表4‒2 erase configurationコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute this command because stack is active.

スタック機能で運用中は,本コマンドを実行できません。

Do you wish to erase both running-config and startup-config? (y/n):

現在のランニングコンフィグレーションファイルとスタートアップコンフィグレーションファイルを初期導入時のものに更新するかどうかの確認です。"y"を入力すると初期導入状態に設定します。"n"を入力するとeraseコマンドを中止します。

コンフィグレーション編集時のエラーメッセージについては,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1」 「45.1.2 コンフィグレーションの編集と操作情報」を参照してください。

[注意事項]

  1. コンフィグレーション編集中の場合は,本コマンドを使用できません。コンフィグレーション編集を終了後,本コマンドを使って,コンフィグレーションファイルを初期導入状態に戻してください。

  2. 本コマンドを実行すると運用中のポートはすべて運用を停止します。ネットワーク経由でログインしている場合は,本コマンドを実行するとセッションが切れるので注意してください。

  3. コンフィグレーションコマンドstack enableが設定されている場合は,本コマンドを実行できません。

  4. 装置の再起動が必要なコンフィグレーションが削除された場合,機能に反映させるには装置の再起動が必要です。また,コンフィグレーションコマンドsystem interface hundredgigabitethernet enableが設定されていた場合は,本コマンド実行後に装置を再起動することで,インタフェースが再構築されます。