ip pim ssm
ip pim sparse-modeを指定したインタフェースでPIM-SSMを使用します。
[入力形式]
- 情報の設定
 - 
                  
ip pim [vrf <vrf id>] ssm {default | range <access list>}
 - 情報の削除
 - 
                  
no ip pim [vrf <vrf id>] ssm {default | range <access list>}
 
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- vrf <vrf id>【SL-L3A】
 - 
                  
対象のVRFを指定します。
本コマンドは,指定したVRFのインタフェースに対してだけ有効となります。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
 - 
                        
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 - default
 - 
                  
PIM-SSMとして使用するマルチキャストグループアドレスは232.0.0.0/8(グループアドレスが232.0.0.0でマスク長が8)となります。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 
 - 
                        
 - range <access list>
 - 
                  
PIM-SSMで使用するマルチキャストグループアドレスを設定したアクセスリストを指定します。
本パラメータに指定できるアクセスリスト識別子は,<access list number>または<access list name>です。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
<access list number>の場合は,1〜99,1300〜1999(10進数)を指定します。
<access list name>の場合は,31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 
                  
本コマンドで指定するアクセスリストは,次に示す条件を満たしてください。条件を満たしていない場合,PIM-SSMが正常に動作しないことがあります。
- 
                        
作成済みのアクセスリストであること。
 - 
                        
ip access-list standardコマンドまたはaccess-listコマンドで作成したIPv4アドレスフィルタであること。
 - 
                        
フィルタ条件がpermitであること。
 - 
                        
ip access-list standardコマンドで作成したアクセスリストを指定する場合,エントリが一つであること。
 - 
                        
アクセスリストのIPv4アドレスにPIM-SSMで使用するマルチキャストグループアドレスを設定していること。また,ワイルドカードマスクを設定した場合は,最上位ビットから連続するビット列で設定していること。
 
 - 
                        
 
[関連コマンド]
ip pim sparse-mode
ip access-list standard