ip rip version
該当インタフェースで使用するRIPのバージョンとメッセージ送信先のIPアドレスの種類を指定します。本指定値はconfig-routerモードで指定したバージョンより優先されます。
本コマンドの設定値によって使用するRIPのバージョンと宛先IPアドレスの種類を次の表に示します。
| 
                      項番  | 
                  
                      設定値  | 
                  
                      バージョン  | 
                  
                      宛先IPアドレスの種類  | 
               
|---|---|---|---|
| 
                      1  | 
                  
                      省略時  | 
                  
                      1※  | 
                  
                      ブロードキャスト※  | 
               
| 
                      2  | 
                  
                      ip rip version 1  | 
                  
                      1  | 
                  
                      ブロードキャスト  | 
               
| 
                      3  | 
                  
                      ip rip version 2  | 
                  
                      2  | 
                  
                      マルチキャスト  | 
               
- 注※
 - 
                  
config-routerモードで指定したバージョンがある場合は,config-routerモードで指定したバージョンが適用されます。
 
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 - 
                  
ip rip version { 1 | 2 }
 - 情報の削除
 - 
                  
no ip rip version
 
[入力モード]
- (config-if)
 - 
                  
VLANインタフェース
 
[パラメータ]
- { 1 | 2 }
 - 
                  
バージョンを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
1または2
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
初期値を1とします。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回の経路学習時または経路広告時に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ip rip v2-broadcast
version