type icmp
トラック種別にIPv4 ICMPポーリング監視を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 - 
                  
type icmp [vrf <vrf id>] <destination ip address> [source <ip address>] [nexthop <ip address>] [tos <tos>] [precedence <precedence>]
 - 情報の削除
 - 
                  
no type
 
[入力モード]
(config-track-object)
[パラメータ]
- vrf <vrf id>
 - 
                  
VRFを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークを監視対象とします。
 - 
                        
値の設定範囲
VRF IDを指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 - <destination ip address>
 - 
                  
監視するアドレスを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません。
 - 
                        
値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。ただし,クラスDアドレス,クラスEアドレス,および127.x.x.xは指定できません。
 
 - 
                        
 - source <ip address>
 - 
                  
ICMP Echoパケットの送信元として使用するアドレスを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
ICMP Echoパケットを送信するインタフェースのIPv4アドレスを使用します。
 - 
                        
値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。ただし,クラスDアドレス,クラスEアドレス,および127.x.x.xは指定できません。
 
 - 
                        
 - nexthop <ip address>
 - 
                  
ICMP Echoパケット送信時のネクストホップアドレスを指定します。指定するネクストホップは,本装置が直接接続しているネットワーク上に存在することが必要です。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
経路情報に従いネクストホップを決定します。
 - 
                        
値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。ただし,クラスDアドレス,クラスEアドレス,および127.x.x.xは指定できません。
 
 - 
                        
 - tos <tos>
 - 
                  
ICMP Echoパケットに設定するToSフィールドのビット3〜6の4ビットであるtos値を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
normal(0)
 - 
                        
値の設定範囲
0〜15またはtos名称を指定します。指定可能なtos名称は「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1」 「表25‒6 指定可能なtos名称」を参照してください。
 
 - 
                        
 - precedence <precedence>
 - 
                  
ICMP Echoパケットに設定するToSフィールドの上位3ビットであるprecedence値を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
routine(0)
 - 
                        
値の設定範囲
0〜7またはprecedence名称を指定します。指定可能なprecedence名称は「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1」 「表25‒7 指定可能なprecedence名称」を参照してください。
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
本コマンドの設定時に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
異なるトラック種別が設定済みの状態で本コマンドを実行した場合は,本コマンドで指定した種別が有効となります。
 - 
                  
destination ip addressパラメータにブロードキャストアドレスを設定しても,本トラック対象の状態がUPになることはありません。
 
[関連コマンド]
interval
failure detection
recovery detection