ip verify source
DHCP snoopingバインディングデータベースを基に,端末フィルタを実施する場合に設定します。
端末フィルタとは,登録されていない送信元IPアドレスと送信元MACアドレスのパケットをフィルタする機能です。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 - 
                  
ip verify source [{port-security | mac-only}]
 - 情報の削除
 - 
                  
no ip verify source
 
[入力モード]
- (config-if)
 - 
                  
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース
 
[パラメータ]
- {port-security | mac-only}
 - 
                  
端末フィルタ条件を設定します。
- port-security
 - 
                        
送信元IPアドレスと送信元MACアドレスで端末フィルタを実施します。
 - mac-only
 - 
                        
送信元MACアドレスだけで端末フィルタを実施します。
 
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
送信元IPアドレスだけで端末フィルタを実施します。
 - 
                        
値の設定範囲
なし
 
 
[コマンド省略時の動作]
端末フィルタを行いません。
[通信への影響]
端末フィルタを設定した場合,バインディングデータベースに未登録の端末からのパケットは,VLANに関係なく廃棄されます。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
trustポートでは,本コマンドを設定していても端末フィルタは無効です。
 - 
                  
DHCP snoopingの有効時に本設定を行う場合,DHCP snoopingが無効なVLANでも端末フィルタが有効になります。
 - 
                  
flow detection modeコマンドに次のどれかの設定がない場合,本コマンドは設定できません。
- 
                        
layer3-dhcp-1
 - 
                        
layer3-suppress-dhcp-1
 - 
                        
customのdhcp-filter指定
 
 - 
                        
 
[関連コマンド]
flow detection mode
ip dhcp snooping
ip dhcp snooping trust
ip dhcp snooping vlan
ip source binding