mac-authentication radius-server host
MAC認証に使用するRADIUSサーバの設定を行います。
[入力形式]
- 情報の設定
 - 
                  
mac-authentication radius-server host {<ipv4 address> | <ipv6 address> [interface vlan <vlan id>] | <host name>} [auth-port <port>][acct-port <port>][timeout <seconds>][retransmit <retries>][key <string>]
 - 情報の削除
 - 
                  
no mac-authentication radius-server host {<ipv4 address> | <ipv6 address> [interface vlan <vlan id>] | <host name>}
 
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- {<ipv4 address> | <ipv6 address> [interface vlan <vlan id>] | <host name>}
 - 
                  
- <ipv4 address>
 - 
                        
RADIUSサーバのIPv4アドレスをドット記法で指定します。
 - <ipv6 address> [interface vlan <vlan id>]
 - 
                        
RADIUSサーバのIPv6アドレスをコロン記法で指定します。
リンクローカルアドレス指定時だけinterfaceパラメータを設定します。
- 
                              
interface vlan <vlan id>
<vlan id>はinterface vlanコマンドで設定したVLAN IDを指定します。
 
 - 
                              
 - <host name>
 - 
                        
RADIUSサーバのホスト名称を64文字以内で指定します。
ホスト名称として使用できる文字については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
IPv4アドレス,IPv6アドレス,またはホスト名称を指定します。
IPv6リンクローカルアドレス指定時はインタフェースも指定します。
 
 - auth-port <port>
 - 
                  
RADIUSサーバのポート番号を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
ポート番号1812を使用します。
 - 
                        
値の設定範囲
1〜65535
 
 - 
                        
 - acct-port <port>
 - 
                  
RADIUSサーバのアカウンティング用ポート番号を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
ポート番号1813を使用します。
 - 
                        
値の設定範囲
1〜65535
 
 - 
                        
 - timeout <seconds>
 - 
                  
RADIUSサーバからの応答タイムアウト時間(秒)を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
5
 - 
                        
値の設定範囲
1〜30(秒)
 
 - 
                        
 - retransmit <retries>
 - 
                  
RADIUSサーバに対して認証要求を再送信する回数を指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
3
 - 
                        
値の設定範囲
0〜15(回)
 
 - 
                        
 - key <string>
 - 
                  
RADIUSサーバ間との通信の暗号化/認証に使用するRADIUS鍵を指定します。RADIUS鍵はクライアント上とRADIUSサーバ上とで同一の鍵を設定する必要があります。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
radius-server keyで設定されているRADIUS鍵が使用されます。設定されていない場合,該当するRADIUSサーバは無効になります。
 - 
                        
値の設定範囲
1〜64文字の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力可能な文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
radius-server hostコマンドで登録したRADIUSサーバの設定が使用されます。
radius-server hostコマンドが登録されていない場合は,認証できません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
本コマンドが実行されている場合,MAC認証で参照するRADIUSサーバの設定情報は,radius-server hostコマンドで設定されている情報よりも優先されます。
 - 
                  
本コマンドで設定可能なRADIUSサーバ数は装置当たり最大4です。
 - 
                  
本コマンドで複数のRADIUSサーバが設定されている場合,コンフィグレーションの表示結果で最も上にくるRADIUSサーバが最初の認証に使用されます。
 
[関連コマンド]
mac-authentication system-auth-control
mac-authentication port
aaa authentication mac-authentication default group radius
aaa accounting mac-authentication default start-stop group radius
radius-server host