vlan
VLANに関する項目を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定
 - 
                  
vlan <vlan id>
vlan <vlan id list>
vlan <vlan id> protocol-based
vlan <vlan id list> protocol-based
vlan <vlan id> mac-based
vlan <vlan id list> mac-based
 - 情報の削除
 - 
                  
no vlan <vlan id>
no vlan <vlan id list>
 
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <vlan id>
 - 
                  
VLAN IDを指定します。本コマンドを入力後,config-vlanモードに移動します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。ただし,削除の場合,デフォルトVLAN(VLAN ID=1)は指定できません。
 
 - 
                        
 - <vlan id list>
 - 
                  
複数のVLAN IDを一括指定します。初めて指定するVLAN IDが含まれている場合,該当するVLANを新規に作成します。本コマンドを入力後,config-vlanモードに移動します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
<vlan id list>の指定方法,また,値の設定範囲については「パラメータに指定できる値」を参照してください。ただし,削除の場合,デフォルトVLAN(VLAN ID=1)は指定できません。
 
 - 
                        
 - protocol-based
 - 
                  
プロトコルVLANの場合に指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
ポートVLANとなります。
 - 
                        
本パラメータ使用時の注意事項
・プロトコルVLANを指定する場合は,protocol-basedを指定する必要があります。
・すでにポートVLANおよびMAC VLANとして作成したVLANには指定できません。
・VLANトンネリング機能と同時に利用できません。
 
 - 
                        
 - mac-based
 - 
                  
MAC VLANの場合に指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
ポートVLANとなります。
 - 
                        
本パラメータ使用時の注意事項
・MAC VLANを指定する場合は,mac-basedを指定する必要があります。
・すでにポートVLANおよびプロトコルVLANとして作成したVLANには指定できません。
・VLANトンネリング機能と同時に利用できません。
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
VLANを設定しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 
                  
デフォルトVLAN(VLAN ID=1)は常に存在します。また,設定できる項目も通常のVLANとは異なります。
 - 
                  
<vlan id list>でリスト指定をすると,一度に複数のVLANに関する設定ができます。しかし,コマンドの一部はリスト指定の配下(マルチコマンドモード)で使用できません。詳細については,次の表を参照してください。
表18‒1 マルチコマンドモードでのコマンド可否 項番
コマンド
マルチコマンドモード可否
1
state {suspend | active}
○
2
name
×
3
protocol
○
4
mac-address
×
5
vlan-mac
○
(凡例) ○:使用可能 ×:使用不可
 - 
                  
デフォルトVLANの設定(VLAN ID=1)はコンフィグレーションファイル上に常に存在し,削除できません。デフォルトVLANの初期状態は,すべてのポートがアクセスポートとして所属します。
 - 
                  
デフォルトVLANで設定できるパラメータの項目,およびデフォルトVLAN固有の動作について次に示します。
- vlanコマンド
 - 
                        
vlanコマンドでは,次の表のようになります。
表18‒2 デフォルトVLANのパラメータの扱い 項番
パラメータ
ユーザの設定可否
デフォルトVLAN固有の動作
1
<vlan id>
△(固定値)
装置起動時に設定されます。
「1」固定。変更と削除不可。
2
<vlan id list>
×
−
3
protocol-based
×
ポートVLAN
4
mac-based
×
ポートVLAN
(凡例) △:固定値で設定可能 ×:設定不可 −:該当しない
 - config-vlanモードコマンド
 - 
                        
config-vlanモードコマンドでは,次の表のようになります。
表18‒3 デフォルトVLANのパラメータの扱い 項番
コマンド
パラメータ
ユーザの設定可否
デフォルトVLAN特有の動作
1
state {suspend | active}
−
○
−
2
name
<strings>
○
−
3
protocol
<Protocol Name list>
×
−
4
mac-address
<MAC>
×
−
5
vlan-mac
−
○
−
(凡例) ○:設定可能 ×:設定不可 −:該当しない
 
 - 
                  
vlanコマンドでVLANを生成すると,interface vlanコマンドでVLANインタフェースに情報が設定可能になります。vlanコマンドで生成したVLANに対してno interface vlanコマンドで削除できます。また,interface vlanコマンドで生成したVLANに対してno vlanコマンドで削除することもできます。
 
[関連コマンド]
なし