コンフィグレーションガイド Vol.3


16.1.16 VRFでのIGMPの設定【SL-L3A】

[設定のポイント]

VRFでIGMPを動作させるには,該当VRFのインタフェースにIGMPを設定します。ただし,該当VRFのインタフェースにIPv4 PIM-SM(sparseモード)を設定してもIGMPは動作します。

デフォルトではIGMPバージョン2,3混在モードです。IGMPバージョンを変更する場合は,コンフィグレーションコマンドip igmp versionで設定してください。

例として,VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースVLAN10のIPアドレスを10.1.1.1/24としたIGMP構成例を次の図に示します。

図16‒5 VRFでのIGMP構成例

[図データ]

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface vlan 10

    VLAN 10を設定します。

  2. (config-if)# vrf forwarding 10

    VLAN 10をVRF 10に設定します。

  3. (config-if)# ip address 10.1.1.1 255.255.255.0

    VLAN 10にIPアドレスを設定します。

  4. (config-if)# ip igmp router

    (config-if)# exit

    VLAN 10にIGMPを指定します。