コンフィグレーションガイド Vol.1


28.7.13 50ミリ秒での経路切り替え【SL-L3A】

本装置では,次の表に示す条件をすべて満たすと,障害および障害復旧に伴うレイヤ2で中継するフレームの経路切り替えを50ミリ秒で実現できます。なお,リングネットワークを構築するすべてのマスタノードおよびトランジットノードが,これらの設定条件を満たす必要があります。50ミリ秒での経路切り替えに必要な設定条件を次の表に示します。

表28‒7 50ミリ秒での経路切り替えに必要な設定条件

設定項目

設定条件

1リング当たりの総延長

100km以内

1リング当たりのノード数

100台以内

リングポートの回線速度

1Gbit/s以上

ヘルスチェックフレームの送信間隔

5ミリ秒

障害監視時間

18ミリ秒

装置当たりのリング数

2

1リング当たりのVLANマッピング数

2

コンフィグレーションコマンドmac-clear-modeの設定

MACアドレステーブルの全エントリをクリア対象に指定

ルーティングテーブルエントリ数の配分パターン

次のどれかのモードであること

  • IPv4モード

  • IPv4/IPv6モード

  • IPv6ユニキャスト優先モード

なお,次に示す条件に一致する場合,50ミリ秒での経路切り替えの対象外となります。