コンフィグレーションガイド Vol.1


24.4.3 トランクポートのネイティブVLANの設定

[設定のポイント]

トランクポートでUntaggedフレームを扱いたい場合,ネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANはポートVLANだけを設定できます。

ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport trunk allowed vlanコマンドで指定すると,トランクポートでUntaggedフレームを扱うVLANとなります。ネイティブVLANは,コンフィグレーションで明示して指定しない場合はVLAN 1(デフォルトVLAN)です。

トランクポート上で,デフォルトVLANでTaggedフレーム(VLAN ID 1のVLAN Tag)を扱いたい場合は,ネイティブVLANをほかのVLANに変更してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# vlan 10,20

    (config-vlan)# exit

    VLAN ID 10,VLAN ID 20をポートVLANとして作成します。

  2. (config)# interface gigabitethernet 1/0/1

    (config-if)# switchport mode trunk

    ポート1/0/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。また,トランクポートとして設定します。この状態で,トランクポート1/0/1のネイティブVLANはデフォルトVLANです。

  3. (config-if)# switchport trunk native vlan 10

    (config-if)# switchport trunk allowed vlan 1,10,20

    トランクポート1/0/1のネイティブVLANをVLAN 10に設定します。また,VLAN 1,10,20を設定します。ネイティブVLANであるVLAN 10がUntaggedフレームを扱い,VLAN 1(デフォルトVLAN),VLAN 20はTaggedフレームを扱います。